鞆の浦 撮影(2011.04.21) by きょう

鞆の浦(とものうら)

鞆の浦(とものうら)は広島県の沼隈(ぬまくま)半島の東南にある福山市鞆町(ともまち)付近の湾・海域をいいます。昔は、瀬戸内の交通の重要な場所でした。遣唐使や遣新羅使(けんしらぎし)もここの港に立ち寄ったようです。

鞆の浦(とものうら)を詠んだ歌

万葉集には4首に詠まれています。いずれも旅の途中で詠んだ歌ですが、そのうちの2首は大伴旅人(おおとものたびと)の歌です。

0446: 我妹子が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき

0447: 鞆の浦の礒のむろの木見むごとに相見し妹は忘らえめやも

1182: 海人小舟帆かも張れると見るまでに鞆の浦廻に波立てり見ゆ

1183: ま幸くてまたかへり見む大夫の手に巻き持てる鞆の浦廻を

補足

大伴旅人(おおとものたびと)が鞆の浦(とものうら)を通ったときに詠んだ歌のひとつとして、次の歌があります。

0448: 礒の上に根延ふむろの木見し人をいづらと問はば語り告げむか

更新日: 2013年07月28日(日)