撮影(2013.09) by きょう

綿

アオイ科ワタ属の一年草です。繊維としての綿をとるために栽培されてきました。夏に花を咲かせて、秋に種に白く長い毛がでてきます。当時の綿は今の綿とは違って、くず繭(まゆ)などを煮て引き伸ばして作った綿、いわゆる真綿(まわた)だとと言われています。

真綿をはく蚕

ひかげのかづらを詠んだ歌

万葉集には綿の花を詠んだ歌はなく、わずかに綿の暖かさを詠んだ歌があります。

歌に詠まれているのは、真綿(まわた)だと考えられていますが、しらぬひ筑紫の綿・・・は、九州に渡ってきたばかりの綿ではないかとも考えられます。(もちろん、否定的な意見もあります。)

0336: しらぬひ筑紫の綿は身に付けていまだは着ねど暖けく見ゆ

0892: 風交り雨降る夜の雨交り雪降る夜はすべもなく寒くしあれば.......(長歌)

0900: 富人の家の子どもの着る身なみ腐し捨つらむ絹綿らはも

3354: 伎倍人のまだら衾に綿さはだ入りなましもの妹が小床に

補足

更新日: 2013年09月22日(日)