万葉集:葛(つづら)を詠んだ歌

2001年7月8日(日)更新


ツヅラフジ科のつる性の植物です。黄白色の花が7〜8月に咲きます。

つづらは古代では丈夫な縄として使われたようです。古事記のヤマトタケルの歌謡に「八雲立つ出雲建が佩(は)ける刀つづら多巻き」と歌われています。刀に巻いたのですね。

万葉集には二首だけに登場します。

撮影(1998) by きょう

3359: 駿河の海おし辺に生ふる浜つづら汝を頼み母に違ひぬ

3434: 上つ毛野阿蘇山つづら野を広み延ひにしものをあぜか絶えせむ


3359番の歌に詠まれている「浜つづら」のほうは、海岸に生えるツヅラフジ科のハスノハカヅラだろうといわれています。