撮影(2015.11) by きょう

真弓(まゆみ)

ニシキギ科の落葉低木です。葉は楕円形で対性です。6月頃に黄緑色の花を咲かせます。実は秋になりますが、裂けて赤くなります。枝がしなるので、昔は弓の材料として使ったそうです。「檀(まゆみ)」とも書きます。

真弓(まゆみ)を詠んだ歌

万葉集には12首に登場しますが、真弓の木そのものよりは、弓のことを指しているものがほとんどです。「弓(あづさゆみ)」と同様に、弓を張ることから、「春」などを導く枕詞(まくらことば)として使われる場合もあります。
また、「白真弓(しらまゆみ)」は、真弓(まゆみ)の白木で作った弓のことです。

0096: み薦刈る信濃の真弓我が引かば貴人さびていなと言はむかも

0097: み薦刈る信濃の真弓引かずして強ひさるわざを知ると言はなくに

0289: 天の原振り放け見れば白真弓張りて懸けたり夜道はよけむ

1329: 陸奥の安達太良真弓弦はけて引かばか人の我を言なさむ

1330: 南淵の細川山に立つ檀弓束巻くまで人に知らえじ

1809: 葦屋の菟原娘子の八年子の片生ひの時ゆ.......(長歌)

1923: 白真弓今春山に行く雲の行きや別れむ恋しきものを

2051: 天の原行きて射てむと白真弓引きて隠れる月人壮士

2444: 白真弓石辺の山の常磐なる命なれやも恋ひつつ居らむ

2639: 葛城の襲津彦真弓新木にも頼めや君が我が名告りけむ

3092: 白真弓斐太の細江の菅鳥の妹に恋ふれか寐を寝かねつる

3437: 陸奥の安達太良真弓はじき置きて反らしめきなば弦はかめかも

補足

更新日: 2015年11月29日(日)