万葉集: 韓藍(からあい)を詠んだ歌

2000年8月20日(日)更新


ヒユ科の一年草。熱帯アジアが原産です。今の鶏頭(けいとう)です。名前の通りに、鶏のとさかに似た赤い花をつけます。

万葉集には4首に登場します。歌からは、野の花というより、万葉人が大切に育てた庭の花という感じがしますね。

0384: 我がやどに韓藍蒔き生ほし枯れぬれど懲りずてまたも蒔かむとぞ思ふ

1362: 秋さらば移しもせむと我が蒔きし韓藍の花を誰れか摘みけむ

2278: 恋ふる日の日長くしあれば我が園の韓藍の花の色に出でにけり

2784: 隠りには恋ひて死ぬともみ園生の韓藍の花の色に出でめやも