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1353: 石上布留の早稲田を秀でずとも縄だに延へよ守りつつ居らむ
1566: 久方の雨間も置かず雲隠り鳴きぞ行くなる早稲田雁がね
1567: 雲隠り鳴くなる雁の行きて居む秋田の穂立繁くし思ほゆ
1624: 我が蒔ける早稲田の穂立作りたるかづらぞ見つつ偲はせ我が背
1625: 我妹子が業と作れる秋の田の早稲穂のかづら見れど飽かぬかも
1768: 石上布留の早稲田の穂には出でず心のうちに恋ふるこのころ
2022: 相見らく飽き足らねども稲のめの明けさりにけり舟出せむ妻
2117: 娘女らに行相の早稲を刈る時になりにけらしも萩の花咲く
2176: 秋田刈る苫手動くなり白露し置く穂田なしと告げに来ぬらし
2220: さを鹿の妻呼ぶ山の岡辺なる早稲田は刈らじ霜は降るとも
2230: 恋ひつつも稲葉かき別け家居れば乏しくもあらず秋の夕風
2244: 住吉の岸を田に墾り蒔きし稲かくて刈るまで逢はぬ君かも
2245: 太刀の後玉纒田居にいつまでか妹を相見ず家恋ひ居らむ
2246: 秋の田の穂の上に置ける白露の消ぬべくも我は思ほゆるかも
2247: 秋の田の穂向きの寄れる片寄りに我れは物思ふつれなきものを
2251: 橘を守部の里の門田早稲刈る時過ぎぬ来じとすらしも
2256: 秋の穂をしのに押しなべ置く露の消かもしなまし恋ひつつあらずは
2643: 玉桙の道行き疲れ稲席しきても君を見むよしもがも
3386: にほ鳥の葛飾早稲をにへすともその愛しきを外に立てめやも
3418: 上つ毛野佐野田の苗のむら苗に事は定めつ今はいかにせも
3459: 稲つけばかかる我が手を今夜もか殿の若子が取りて嘆かむ
3550: おしていなと稲は搗かねど波の穂のいたぶらしもよ昨夜ひとり寝て
3848: あらき田の鹿猪田の稲を倉に上げてあなひねひねし我が恋ふらくは
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