万葉集: 檜(ひ)/桧(ひ)を詠んだ歌

2005年03月13日(日)更新


檜(ひ)/桧(ひ)は、今のヒノキ科の常緑高木の檜(ひのき)のことです。雌雄同株で、春に花が咲き、秋に球形の果をつけます。昔から建築材料として使われてきました。

檜(ひ/ひのき)が多い場所を、檜原/桧原(ひはら)と呼んでいて(一部は地名化していたようです)、6首に詠みこまれています。

撮影(2001) by きょう


0050: やすみしし我が大君高照らす日の皇子.......(長歌)

1092: 鳴る神の音のみ聞きし巻向の桧原の山を今日見つるかも

1095: 三諸つく三輪山見れば隠口の泊瀬の桧原思ほゆるかも

1118: いにしへにありけむ人も我がごとか三輪の桧原にかざし折りけむ

1119: 行く川の過ぎにし人の手折らねばうらぶれ立てり三輪の桧原は

1813: 巻向の桧原に立てる春霞おほにし思はばなづみ来めやも

2314: 巻向の桧原もいまだ雲居ねば小松が末ゆ沫雪流る

3232: 斧取りて丹生の桧山の木伐り来て.......(長歌)

3824: さし鍋に湯沸かせ子ども櫟津の桧橋より来む狐に浴むさむ