万葉集: 粟(あわ)を詠んだ歌

平成11年8月29日(日)更新


昔から山地の斜面などに栽培されたイネ科の植物です。夏から秋にかけて茎の先に大き目の穂が出て、そこに小さい花をたくさんつけます。

古事記・日本書記には、殺された神の死体から五穀が生まれ出たと話がありますが、この一つが粟です。万葉集には5首に登場します。

撮影(1997,春日大社) by きょう

0404: ちはやぶる神の社しなかりせば春日の野辺に粟蒔かましを

0405: 春日野に粟蒔けりせば鹿待ちに継ぎて行かましを社し恨めし

3364: 足柄の箱根の山に粟蒔きて実とはなれるを粟無くもあやし

3451: 左奈都良の岡に粟蒔き愛しきが駒は食ぐとも我はそとも追じ

3834: 梨棗黍に粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く


万葉集の草花