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大伴旅人(おおとものたびと)謹んで申し上げます。
梧桐(ごとう:あをぎり)の日本琴(やまとごと)一面[對馬の結石山の孫枝]
この琴が夢に娘となって出てまいりまして言うことには、
「私ははるかな島の高い山に根を張り、幹を空の光にさらしていました。
長い間、靄(もや)や霞(かすみ)に覆われていました。
風や波をながめながら、伐られるでもなくおりました。
100年後むなしく朽ちてしまうと恐れていたところ、
偶然にも良い匠(たくみ)に出会い、小さな琴になりました。
音が悪く音も小さいけれど、ずっとあなたさまのお側に
置いていただけることを希望していました。」ということなのです。
そしてこの歌を詠んでくれたのです。
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大伴淡等謹状 梧桐日本琴一面[對馬結石山孫枝] 此琴夢化娘子曰 余託根遥嶋之崇巒 晞■九陽之休光
長帶烟霞逍遥山川之阿 遠望風波出入鴈木之間
唯恐 百年之後空朽溝壑
偶遭良匠散為小琴
不顧質麁音少
恒希君子左琴
即歌曰
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