第十五巻 : 黄葉の散りなむ山に宿りぬる

2007年11月04日(日)更新


原文: 安麻久毛能 多由多比久礼婆 九月能 毛未知能山毛 宇都呂比尓家里

作者: 葛井子老(ふじゐのむらじおゆ)

よみ: 黄葉(もみちば)の、散りなむ山に、宿(やど)りぬる、君を待つらむ、人し悲しも

意味: 黄葉(もみちば)が散ってしまう山に葬られてしまった君を待っているご家族のことを思うと、哀れでなりません。

天平8年(西暦736年)に新羅(しらぎ)に遣わされた人たちの内のひとり、雪宅麻呂(ゆきのやかまろ)が壱岐(いき)の島で病気のために亡くなりました。この歌は、葛井子老(ふじゐのむらじおゆ)が彼の死を悼(いた)んで詠んだ歌のひとつです。

紅葉 撮影(2006.12) by きょう

第十五巻