第十八巻 : さ百合花ゆりも逢はむと下延ふる

平成11年5月16日(日)更新


原文: 佐由利花 由利母相等 之多波布流 許己呂之奈久波 今日母倍米夜母

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: さ百合花、ゆりも逢はむと、下延(は)ふる、心しなくは、今日(けふ)も経(へ)めやも

意味: 百合といえば、ゆり(あとで)。後で逢えると期待できなければ、今日という日を過ごせなんかできません。

「ゆり」とは、「あとで、後に」という意味です。百合を連想するのですね。

天平感宝1年閏5月26日に越中で大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌です。大伴家持(おおとものやかもち)が逢いたいと思っている方は、奈良に残してきた奥さま、坂上大嬢(さかのうえのおおいらつめ)さまです。


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