第十八巻 : さ百合花ゆりも逢はむと思へこそ

2002年6月9日(日)更新


原文: 左由理婆奈 由里毛安波牟等 於毛倍許曽 伊末能麻左可母 宇流波之美須礼

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: さ百合(ゆり)花、ゆりも逢(あ)はむと、思へこそ、今のまさかも、うるはしみすれ

意味: 百合(ゆり)の花、という感じで、また後にもお会いしたいと思うからこそ、今この時も、誠実に親しくするのですよ。

越中(えっちゅう)の秦伊美吉石竹(はたのいみきいはたけ)の館で行われた宴会の席で、石竹(いはたけ)が大伴家持たちに、百合で作った髪飾りを三つ贈りました。このときに大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌です。

「ゆり」とは、「後で」という意味です。

撮影(1999.8) by きょう

第十八巻