第十八巻 : 灯火の光りに見ゆるさ百合花

平成11年8月22日(日)更新


原文: 等毛之火能 比可里尓見由流 左由理婆奈 由利毛安波牟等 於母比曽米弖伎

作者: 内蔵縄麻呂(くらのなわまろ)

よみ: 灯火(ともしび)の、光りに見ゆる、さ百合花、ゆりも逢はむと、思ひそめてき

意味: 灯火(ともしび)に見えている百合の花、という感じで、また後にもお会いしたいと思いはじめました。

越中(えっちゅう)の秦伊美吉石竹(はたのいみきいはたけ)の館で行われた宴会の席で、石竹(いはたけ)が大伴家持たちに、百合で作った髪飾りを三つ贈りました。このときに内蔵縄麻呂(くらのなわまろ)が詠んだ歌です。

「ゆり」とは、「後で」という意味です。

撮影(1999.8) by きょう

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