原文

平山乎 令丹黄葉 手折来而 今夜挿頭都 落者雖落

作者

三手代人名(みてしろのひとな)

紅葉 撮影(2015.09) by きょう

よみ

奈良山(ならやま)を、にほはす黄葉(もみち)、手折(たを)り来て、今夜(こよひ)かざしつ、散らば散るとも

意味

奈良山(ならやま)を、美しく染めた黄葉(もみち)を手折ってきて、今夜、髪飾りにしました。もう散るのだったら散ってもかまいません。

補足

この歌を含む1581番歌の題詞には、「橘朝臣奈良麻呂(たちばなのあそんならまろ)、集宴(しゅうえん)を結ぶ歌十一首」とあります。宴席で詠まれた歌ですね。

奈良山(ならやま)は現在の奈良市の北部一帯の丘陵地をいいます。

更新日: 2015年09月13日(日)