万葉集: 石上(いそのかみ)・布留(ふる)

2003年1月5日(日)更新


布留川(ふるかわ)

石上(いそのかみ)は、奈良県天理市の石上神宮(いそのかみじんぐう)周辺から西の広い地域を言うようです。

布留(ふる)は、石上(いそのかみ)の中でも、石上神宮(いそのかみじんぐう)周辺を言います。現在は、天理市布留町となっています。

また、石上(いそのかみ)は、「石上(いそのかみ)布留(ふる)」とも詠まれることが多いですし、「布留(ふる)」や「降る」を導く枕詞としても使われています。

石上神宮 撮影(2002.10) by きょう

0422: 石上布留の山なる杉群の思ひ過ぐべき君にあらなくに

0501: 娘子らが袖布留山の瑞垣の久しき時ゆ思ひき我れは

0664: 石上降るとも雨につつまめや妹に逢はむと言ひてしものを

1019: 石上布留の命は手弱女の惑ひによりて.......(長歌)

1353: 石上布留の早稲田を秀でずとも縄だに延へよ守りつつ居らむ

1768: 石上布留の早稲田の穂には出でず心のうちに恋ふるこのころ

1787: うつせみの世の人なれば大君の命畏み.......(長歌)

1927: 石上布留の神杉神びにし我れやさらさら恋にあひにける

2417: 石上布留の神杉神さぶる恋をも我れはさらにするかも

2997: 石上布留の高橋高々に妹が待つらむ夜ぞ更けにける

3013: 我妹子や我を忘らすな石上袖布留川の絶えむと思へや


奈良