万葉集: 富士山を詠んだ歌

2003年8月24日(月)更新

富士山を詠んだ歌は11首ありますが、3巻・11巻・14巻に限定されています。


富士山は、見るたびに何か感慨深いものを感じますね。これは、すがすがしい感じの富士山。

富士山は、宝永4年(1707)の噴火以来、活動を休止していますが、900年頃までは活動をしていたようです。竹取物語(かぐや姫)の最後にも、富士山から煙が昇っていることが書かれていますよね。

富士山の写真の大部分は、山梨県富士吉田にお住まいのSさんの撮られたものを使わせていただいています。


0317: 天地の別れし時ゆ神さびて高く貴き駿河なる.......(長歌)

0318: 田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける

0319: なまよみの甲斐の国うち寄する駿河の国とこちごちの.......(長歌)

0320: 富士の嶺に降り置く雪は六月の十五日に消ぬればその夜降りけり

0321: 富士の嶺を高み畏み天雲もい行きはばかりたなびくものを

2695: 我妹子に逢ふよしをなみ駿河なる富士の高嶺の燃えつつかあらむ

2697: 妹が名も我が名も立たば惜しみこそ富士の高嶺の燃えつつわたれ

3355: 天の原富士の柴山この暗の時ゆつりなば逢はずかもあらむ

3356: 富士の嶺のいや遠長き山道をも妹がりとへばけによばず来ぬ

3357: 霞居る富士の山びに我が来なばいづち向きてか妹が嘆かむ

3358: さ寝らくは玉の緒ばかり恋ふらくは富士の高嶺の鳴沢のごと


関東近辺 山を詠んだ歌