万葉集: 呼子鳥(よぶこどり)を詠んだ歌

2010年03月07日(日)更新


呼子鳥(よぶこどり)は、一説にはカッコウのことともヒヨドリともいわれていますが、はっきりとはしていません。カッコウはカッコウ目カッコウ科の鳥で、初夏に日本にやってきて林や森に住みます。オスの鳴き声から「カッコウ」という名がついたといわれています。

ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科の鳥で、日本では全国の山地にいるようです。いろいろなものを食べ、畑の野菜などに被害を与えることもあるとのことです。

カッコウ フリーデジタルフォト100(14)野鳥散策(三宅博写真集)より

0070: 大和には鳴きてか来らむ呼子鳥象の中山呼びぞ越ゆなる

1419: 神なびの石瀬の社の呼子鳥いたくな鳴きそ我が恋まさる

1447: 世の常に聞けば苦しき呼子鳥声なつかしき時にはなりぬ

1713: 滝の上の三船の山ゆ秋津辺に来鳴き渡るは誰れ呼子鳥

1822: 我が背子を莫越の山の呼子鳥君呼び返せ夜の更けぬとに

1827: 春日なる羽がひの山ゆ佐保の内へ鳴き行くなるは誰れ呼子鳥

1828: 答へぬにな呼び響めそ呼子鳥佐保の山辺を上り下りに

1831: 朝霧にしののに濡れて呼子鳥三船の山ゆ鳴き渡る見ゆ

1941: 朝霧の八重山越えて呼子鳥鳴きや汝が来る宿もあらなくに


鳥を詠んだ歌