コゲラ 撮影(2014.02) by きょう

鳥を詠んだ歌

どの鳥か特定できない歌も非常に多くあります。鳥、坂鳥、放(はな)ち鳥、朝鳥など、じつに色々な表現があります。

「坂鳥」は山の坂を飛んでゆく鳥(の様子)をいい、「放(はな)ち鳥」は池などに放し飼いにした水鳥(水辺に棲息(せいそく)する鳥)をいいます。

一度にリストできないので、少しずつ追加させていただきますのでご容赦くださいね。

0016: 冬こもり春さり来れば鳴かざりし鳥も来鳴きぬ.......(長歌)

0045: やすみしし我が大君 高照らす日の皇子.......(長歌)

0070: 大和には鳴きてか来らむ呼子鳥象の中山呼びぞ越ゆなる

0111: いにしへに恋ふる鳥かも弓絃葉の御井の上より鳴き渡り行く

0153: 鯨魚取り近江の海を沖放けて漕ぎ来る船.......(長歌)

0170: 嶋の宮まがりの池の放ち鳥人目に恋ひて池に潜かず

0172: 嶋の宮上の池なる放ち鳥荒びな行きそ君座さずとも

0180: み立たしの島をも家と棲む鳥も荒びな行きそ年かはるまで

0192: 朝日照る佐田の岡辺に泣く鳥の夜哭きかへらふこの年ころを

0196: 飛ぶ鳥の明日香の川の上つ瀬に.......(長歌)

0199: かけまくもゆゆしきかも言はまくもあやに畏き.......(長歌)

0207: 天飛ぶや軽の道は我妹子が里にしあれば.......(長歌)

0322: すめろきの神の命の敷きませる国のことごと.......(長歌)

0348: この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我れはなりなむ

0372: 春日を春日の山の高座の御笠の山に.......(長歌)

0373: 高座の御笠の山に鳴く鳥の止めば継がるる恋もするかも

0481: 白栲の袖さし交へて靡き寝し我が黒髪の.......(長歌)

0483: 朝鳥の哭のみし泣かむ我妹子に今またさらに逢ふよしをなみ

0509: 臣の女の櫛笥に乗れる鏡なす御津の浜辺に.......(長歌)

0534: 遠妻のここにしあらねば玉桙の道をた遠み.......(長歌)

0663: 佐保渡り我家の上に鳴く鳥の声なつかしきはしき妻の子

0761: 早川の瀬に居る鳥のよしをなみ思ひてありし我が子はもあはれ

0876: 天飛ぶや鳥にもがもや都まで送りまをして飛び帰るもの

0893: 世間を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

0898: 慰むる心はなしに雲隠り鳴き行く鳥の音のみし泣かゆ

0924: み吉野の象山の際の木末にはここだも騒く鳥の声かも

0926: やすみしし我ご大君はみ吉野の秋津の小野の.......(長歌)

0928: おしてる難波の国は葦垣の古りにし里と.......(長歌)

1050: 現つ神我が大君の天の下八島の内に.......(長歌)

1122: 山の際に渡るあきさの行きて居むその川の瀬に波立つなゆめ

1162: 円方の港の洲鳥波立てや妻呼びたてて辺に近づくも

1176: 夏麻引く海上潟の沖つ洲に鳥はすだけど君は音もせず

1184: 鳥じもの海に浮き居て沖つ波騒くを聞けばあまた悲しも

1189: 大海にあらしな吹きそしなが鳥猪名の港に舟泊つるまで

1235: 波高しいかに楫取り水鳥の浮寝やすべきなほや漕ぐべき

1344: 真鳥棲む雲梯の杜の菅の根を衣にかき付け着せむ子もがも

1366: 明日香川七瀬の淀に住む鳥も心あれこそ波立てざらめ

1367: 三国山木末に住まふむささびの鳥待つごとく我れ待ち痩せむ

1543: 秋の露は移しにありけり水鳥の青葉の山の色づく見れば

1629: ねもころに物を思へば言はむすべ為むすべもなし.......(長歌)

1785: 人となることはかたきをわくらばになれる我が身は.......(長歌)

1804: 父母が成しのまにまに箸向ふ弟の命は.......(長歌)

1858: うつたへに鳥は食まねど縄延へて守らまく欲しき梅の花かも

2166: 妹が手を取石の池の波の間ゆ鳥が音異に鳴く秋過ぎぬらし

2239: 秋山のしたひが下に鳴く鳥の声だに聞かば何か嘆かむ

2694: あしひきの山鳥の尾の一峰越え一目見し子に恋ふべきものか

2720: 水鳥の鴨の棲む池の下樋なみいぶせき君を今日見つるかも

2801: 大海の荒礒の洲鳥朝な朝な見まく欲しきを見えぬ君かも

2802: 思へども思ひもかねつあしひきの山鳥の尾の長きこの夜を

3088: 恋衣着奈良の山に鳴く鳥の間なく時なし我が恋ふらくは

3089: 遠つ人狩道の池に住む鳥の立ちても居ても君をしぞ思ふ

3093: 小竹の上に来居て鳴く鳥目を安み人妻ゆゑに我れ恋ひにけり

3100: 思はぬを思ふと言はば真鳥住む雲梯の杜の神し知らさむ

3291: み吉野の真木立つ山に青く生ふる山菅の根の.......(長歌)

3326: 礒城島の大和の国にいかさまに思ほしめせか.......(長歌)

3336: 鳥が音の聞こゆる海に高山を隔てになして.......(長歌)

3381: 夏麻引く宇奈比をさして飛ぶ鳥の至らむとぞよ我が下延へし

3386: にほ鳥の葛飾早稲をにへすともその愛しきを外に立てめやも

3396: 小筑波の茂き木の間よ立つ鳥の目ゆか汝を見むさ寝ざらなくに

3468: 山鳥の峰ろのはつをに鏡懸け唱ふべみこそ汝に寄そりけめ

3521: 烏とふ大をそ鳥のまさでにも来まさぬ君をころくとぞ鳴

3526: 沼二つ通は鳥が巣我が心二行くなもとなよ思はりそね

3527: 沖に住も小鴨のもころ八尺鳥息づく妹を置きて来のかも

3528: 水鳥の立たむ装ひに妹のらに物言はず来にて思ひかねつも

3533: 人の子の愛しけしだは浜洲鳥足悩む駒の惜しけくもなし

3578: 武庫の浦の入江の洲鳥羽ぐくもる君を離れて恋に死ぬべし

3627: 朝されば妹が手にまく鏡なす御津の浜びに.......(長歌)

3754: 過所なしに関飛び越ゆる霍公鳥多我子尓毛止まず通はむ

3780: 恋ひ死なば恋ひも死ねとや霍公鳥物思ふ時に来鳴き響むる

3781: 旅にして物思ふ時に霍公鳥もとなな鳴きそ我が恋まさる

3782: 雨隠り物思ふ時に霍公鳥我が住む里に来鳴き響もす

3783: 旅にして妹に恋ふれば霍公鳥我が住む里にこよ鳴き渡る

3784: 心なき鳥にぞありける霍公鳥物思ふ時に鳴くべきものか

3785: 霍公鳥間しまし置け汝が鳴けば我が思ふ心いたもすべなし

3791: みどり子の若子髪にはたらちし母に抱かえ.......(長歌)

3866: 沖つ鳥鴨とふ船の帰り来ば也良の崎守早く告げこそ

3867: 沖つ鳥鴨とふ船は也良の崎廻みて漕ぎ来と聞こえ来ぬかも

3870: 紫の粉潟の海に潜く鳥玉潜き出ば我が玉にせむ

3872: 我が門の榎の実もり食む百千鳥千鳥は来れど君ぞ来まさぬ

3873: 我が門に千鳥しば鳴く起きよ起きよ我が一夜夫人に知らゆな

3909: 橘は常花にもが霍公鳥住むと来鳴かば聞かぬ日なけむ

3910: 玉に貫く楝を家に植ゑたらば山霍公鳥離れず来むかも

3911: あしひきの山辺に居れば霍公鳥木の間立ち潜き鳴かぬ日はなし

3912: 霍公鳥何の心ぞ橘の玉貫く月し来鳴き響むる

3913: 霍公鳥楝の枝に行きて居ば花は散らむな玉と見るまで

3914: 霍公鳥今し来鳴かば万代に語り継ぐべく思ほゆるかも

3916: 橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ

3917: 霍公鳥夜声なつかし網ささば花は過ぐとも離れずか鳴かむ

3918: 橘のにほへる園に霍公鳥鳴くと人告ぐ網ささましを

3919: あをによし奈良の都は古りぬれどもと霍公鳥鳴かずあらなくに

3946: 霍公鳥鳴きて過ぎにし岡びから秋風吹きぬよしもあらなくに

3973: 大君の命畏みあしひきの山野さはらず天離る.......(長歌)

3978: 妹も我れも心は同じたぐへれどいやなつかしく.......(長歌)

3983: あしひきの山も近きを霍公鳥月立つまでに何か来鳴かぬ

3984: 玉に貫く花橘をともしみしこの我が里に来鳴かずあるらし

3987: 玉櫛笥二上山に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり

3988: ぬばたまの月に向ひて霍公鳥鳴く音遥けし里遠みかも

3993: 藤波は咲きて散りにき卯の花は今ぞ盛りと.......(長歌)

3996: 我が背子が国へましなば霍公鳥鳴かむ五月は寂しけむかも

3997: 我れなしとなわび我が背子霍公鳥鳴かむ五月は玉を貫かさね

4006: かき数ふ二上山に神さびて立てる栂の木.......(長歌)

4007: 我が背子は玉にもがもな霍公鳥声にあへ貫き手に巻きて行かむ

4008: あをによし奈良を来離れ天離る鄙にはあれど.......(長歌)

4011: 大君の遠の朝廷ぞみ雪降る越と名に追へる.......(長歌)

4035: 霍公鳥いとふ時なしあやめぐさかづらにせむ日こゆ鳴き渡れ

4042: 藤波の咲き行く見れば霍公鳥鳴くべき時に近づきにけり

4043: 明日の日の布勢の浦廻の藤波にけだし来鳴かず散らしてむかも

4050: めづらしき君が来まさば鳴けと言ひし山霍公鳥何か来鳴かぬ

4051: 多古の崎木の暗茂に霍公鳥来鳴き響めばはだ恋ひめやも

4052: 霍公鳥今鳴かずして明日越えむ山に鳴くとも験あらめやも

4053: 木の暗になりぬるものを霍公鳥何か来鳴かぬ君に逢へる時

4054: 霍公鳥こよ鳴き渡れ燈火を月夜になそへその影も見む

4066: 卯の花の咲く月立ちぬ霍公鳥来鳴き響めよ含みたりとも

4067: 二上の山に隠れる霍公鳥今も鳴かぬか君に聞かせむ

4068: 居り明かしも今夜は飲まむ霍公鳥明けむ朝は鳴き渡らむぞ

4069: 明日よりは継ぎて聞こえむ霍公鳥一夜のからに恋ひわたるかも

4084: 暁に名告り鳴くなる霍公鳥いやめづらしく思ほゆるかも

4089: 高御座天の日継とすめろきの神の命の.......(長歌)

4090: ゆくへなくありわたるとも霍公鳥鳴きし渡らばかくや偲はむ

4091: 卯の花のともにし鳴けば霍公鳥いやめづらしも名告り鳴くなへ

4092: 霍公鳥いとねたけくは橘の花散る時に来鳴き響むる

4101: 珠洲の海人の沖つ御神にい渡りて.......(長歌)

4106: 大汝少彦名の神代より言ひ継ぎけらく.......(長歌)

4111: かけまくもあやに畏し天皇の神の大御代に.......(長歌)

4116: 大君の任きのまにまに取り持ちて仕ふる国の.......(長歌)

4119: いにしへよ偲ひにければ霍公鳥鳴く声聞きて恋しきものを

4146: 夜ぐたちに寝覚めて居れば川瀬尋め心もしのに鳴く千鳥かも

4147: 夜くたちて鳴く川千鳥うべしこそ昔の人も偲ひ来にけれ

4154: あしひきの山坂越えて行きかはる年の緒長く.......(長歌)

4156: あらたまの年行きかはり春されば花のみにほふ.......(長歌)

4166: 時ごとにいやめづらしく八千種に草木花咲き鳴く鳥の.......(長歌)

4168: 年に来鳴くものゆゑ霍公鳥聞けば偲はく逢はぬ日を多み

4169: 霍公鳥来鳴く五月に咲きにほふ花橘の.......(長歌)

4171: 常人も起きつつ聞くぞ霍公鳥この暁に来鳴く初声

4172: 霍公鳥来鳴き響めば草取らむ花橘を宿には植ゑずて

4175: 霍公鳥今来鳴きそむあやめぐさかづらくまでに離るる日あらめや

4176: 我が門ゆ鳴き過ぎ渡る霍公鳥いやなつかしく聞けど飽き足らず

4177: 我が背子と手携はりて明けくれば出で立ち向ひ.......(長歌)

4178: 我れのみし聞けば寂しも霍公鳥丹生の山辺にい行き鳴かにも

4179: 霍公鳥夜鳴きをしつつ我が背子を安寐な寝しめゆめ心あれ

4180: 春過ぎて夏来向へばあしひきの山呼び響め.......(長歌)

4181: さ夜更けて暁月に影見えて鳴く霍公鳥聞けばなつかし

4182: 霍公鳥聞けども飽かず網捕りに捕りてなつけな離れず鳴くがね

4183: 霍公鳥飼ひ通せらば今年経て来向ふ夏はまづ鳴きなむを

4189: 天離る鄙としあればそこここも同じ心ぞ.......(長歌)

4192: 桃の花紅色ににほひたる面輪のうちに.......(長歌)

4193: 霍公鳥鳴く羽触れにも散りにけり盛り過ぐらし藤波の花

4194: 霍公鳥鳴き渡りぬと告ぐれども我れ聞き継がず花は過ぎつつ

4195: 我がここだ偲はく知らに霍公鳥いづへの山を鳴きか越ゆらむ

4196: 月立ちし日より招きつつうち偲ひ待てど来鳴かぬ霍公鳥かも

4203: 家に行きて何を語らむあしひきの山霍公鳥一声も鳴け

4207: ここにしてそがひに見ゆる我が背子が垣内の谷に.......(長歌)

4208: 我がここだ待てど来鳴かぬ霍公鳥ひとり聞きつつ告げぬ君かも

4209: 谷近く家は居れども木高くて里はあれども.......(長歌)

4239: 二上の峰の上の茂に隠りにしその霍公鳥待てど来鳴かず

4261: 大君は神にしませば水鳥のすだく水沼を都と成しつ

4288: 川洲にも雪は降れれし宮の内に千鳥鳴くらし居む所なみ

4305: 木の暗の茂き峰の上を霍公鳥鳴きて越ゆなり今し来らしも

4337: 水鳥の立ちの急ぎに父母に物言はず来にて今ぞ悔しき

4398: 大君の命畏み妻別れ悲しくはあれど.......(長歌)

4408: 大君の任けのまにまに島守に我が立ち来れば.......(長歌)

4437: 霍公鳥なほも鳴かなむ本つ人かけつつもとな我を音し泣くも

4438: 霍公鳥ここに近くを来鳴きてよ過ぎなむ後に験あらめやも

4458: にほ鳥の息長川は絶えぬとも君に語らむ言尽きめやも

4462: 舟競ふ堀江の川の水際に来居つつ鳴くは都鳥かも

4463: 霍公鳥まづ鳴く朝明いかにせば我が門過ぎじ語り継ぐまで

4464: 霍公鳥懸けつつ君が松蔭に紐解き放くる月近づきぬ

4474: 群鳥の朝立ち去にし君が上はさやかに聞きつ思ひしごとく

4477: 夕霧に千鳥の鳴きし佐保路をば荒しやしてむ見るよしをなみ

4494: 水鳥の鴨の羽の色の青馬を今日見る人は限りなしといふ

更新日: 2016年04月10日(日)