1998年10月15日
富士市
南アルプス南部に展開した「東海パルプ」が切り出した木材で,日本中の紙を作っていたのがこの町です。10年前は町中とても悪臭がひどく苦労しましたが,今は驚くほど匂いません。生憎曇り空の為,富士山が見えませんでしたが,路上に素晴らしい富士山を発見しました。田子の浦の波と男性的な富士のレリーフ。シンプル且つ力強いデザインで強烈な印象を受けました。旧東海道上に「左富士」という名所が有りますが,いまは工場の陰になってしまい見えません。しかし「左富士神社」の前に有る酒屋に是非寄って下さい。昔の美しい写真・記念のスタンプ・素敵なおばあさんの案内も聞けます。
富士川町
富士川を渡ると,つまりフォッサマグナを越えると,電気は50Hzから60Hzになり,麺類は蕎麦から饂飩になり,時間の流れまで変わるように感じます。川を越えた高台に立つと,吉原の町の煙突も遥か彼方になってしまいます。単調だった市街地歩きも終わり,変化に富んだ旧道となり心も弾みます。岩渕に有る一里塚より楽しいのが,第1小学校の生徒たち。人懐こく東名を越える陸橋の方まで一緒に歩きます。

富士川橋
蒲原町
眼下に駿河湾を見下ろしながら坂を下ると,蒲原の宿場に着きます。街はすっかり近代化されていますが,案内板が多く設置されていて当時をしのぶことが出来ます。遂に下水のマンホールを発見できませんでしたが,消防水利のものが有りました。街道上の「清美軒」は素敵なパン屋さんです。丁度お腹が空いたところに店を構えており,きっとこの家は200年前からパンを作っていたのではないかと,疑ってしまいます。日本軽金属の巨大な導水管を跨ぐと,駅はもうそこです。

パン屋「清美軒」