「マンホール図鑑」のコーナーを見ると、「JIS規格模様」という言葉がよく出てくる。「JIS」とは日本工業規格の略称で、工業製品の材料、大きさ、品質などを決めた規格のことである。マンホールにもJIS規格があり、JIS A5506で「下水道用マンホールふた」の規格が決められている。そこにあるマンホールふたの構造図に描かれている模様がいわゆる「JIS規格模様」なのである。JIS規格模様の元になった模様は「東京市(現在の東京都)」の模様である。JISで模様が決まっていると言うことは日本全国のマンホールふたは全てJIS規格模様にしなければならないはずだが実際はそうではない。図面に付いている備考欄に「模様、紋章座及びガス抜き孔は、参考として示したもので規格の一部ではない。」と断りが入っているのである。模様についてはこれ以外全く規定がないので、自由なデザインが出来るのである。
マンホールの模様は滑り止めの役割を果たしているので、マンホールふたの製造会社及び市町村はデザインと機能性を両立させるためいろいろ工夫を凝らしているのである。
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| 東京都のマンホール | JIS規格構造図 JIS A5506より |