下大槻の田んぼの畦道で行事は行われます。
夕暮れと共に行列が歩き出します。
先頭の高張提灯には「大槻始祖 大槻小次郎高義」と
「下大槻始祖 原美濃守虎胤」の両名の
名前が書かれております。
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御神木?や太鼓、竿灯が続きます。
手前に見えるのが藁の束で、これが
百八つ点在する中を進んで行きます。
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昨年から登場したと言う女神輿。
担ぐのは「なでしこ会」の皆さんです。
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祭列の最後を行くのは万灯神輿。
この祭事でしか担がれない神輿で、
二十年以上、ここで担がれているそうです。
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♪やっしょ〜こ〜りゃ よいこらさっせ
という、独特な掛け声で進んで行きます。
その昔、下大槻の氏神様 健速神社の神輿も
この掛け声で担がれていたとか。
担ぎ方は”せり”です。
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田んぼの畦道を下大槻青年会により、
道幅いっぱい右へ左へと担がれて行きます。
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南平橋に繋がる道を横切り、一旦
東名ガード下寄りに進んだ後、
再び引き返してきます。
神輿は時に、縦横無尽に担がれます。
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道の脇には大きな藁人形が立たされており、
その藁人形が燃やされ、その脇を祭列が進みます。
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この藁人形は斉藤実盛と言う平安時代の武士で、
昔この斉藤実盛が亡くなった後、収穫が悪くなり、
百八つの煩悩を表す松明と共に藁人形を燃やし、
豊作を願うと言うのがこの祭事の一説だとか。
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田んぼの畦道を抜け、この祭事の本部がある
空地へと神輿は移り、本部前に焚かれた藁の束の
上を担いで渡って行きます。
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何度も火の周りや上を担ぎ、豊作と共に
下大槻地区の無事を祈り、渡御は終了となりました。
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下大槻青年会の皆さん、お邪魔させていただきまして、
誠にありがとうございました。
独特な行事を体験させていただき、感謝いたします。
これからも、この伝統ある行事が末永く
続くことを祈っております。
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