SONY GPX−V55コロンブス新種(VCA−29)
- SONYのハンディーナビゲーションシステムGPX−V5、V55で使われているGPSユニット部分。
- これもGPX−5同様、本体からこのユニットを取り外して使える様に設計されていて、取り外して使うためのケースが用意されている。
- この写真は、ユニットを専用ケースに収めたところ。
- GPX−V55はDGPSとVICSに対応した。そのため、このユニットにはFM放送受信のためのロッドアンテナが付いている。
- コロンブス(VCA27)と大きさの比較。一回り大きくなっている。
内部写真1
- アンテナは、コロンブス(VCA−27)と同様だが、アンテナ位置がケースの中央ではなく、左に寄った。
内部写真2
- このユニットも2枚構成。
- こちらの部分は、アンテナが付いている基板。MITSUMIのシルク印刷が見える。RF部分はかなりすっきりした作りになっていて、技術の移り変わりが良く見える。H8のCPUもあるので、この1枚でGPSユニットを構成しているように見える。
- 基板同士の接続は、ケーブルではなくコネクター接続に変わった。
内部写真3
- こちらの基板には、FM放送受信用のロッドアンテナが接続されている。
- FMアンテナからの信号は、一旦基板に入り分岐され、1つは基板上に配置された同軸ケーブル(写真右の基板上部)に接続されて外部出力用のコネクター(写真左の右上)に繋がっている。分岐された信号は、基板上のチップ部品に接続されている。どうやら、この基板で、DGPS用のFM受信と処理を行って、もう1枚の基板から出力された信号と合成してDGPSを実現しているようだ。
- 外部出力用のコネクターには、単にロッドアンテナのからの電波を導いているだけなので、GPX−V55本体の方でFM受信および、VICSの処理を行っていると推測できる。
部品
- このユニット(VCA−29)を注文すると、ユニット本体だけ来る。
- コロンブス(VCA−27)ではユニット本体に「足」が付いてきたが、このユニットでは、本体と「足」は別注文になる。
- 「足」の部分は写真で分かるように、5種類6点で構成される。「足」に見えるABSでできた固定用部品と、それを可動にするためのヒンジ、ヒンジ固定のネジ2本、白色のワッシャー、ヒンジとGPSユニットを固定するネジ1本。
- 驚いたことに、GPSユニットとヒンジを固定するネジ用のタップがヒンジ側に切られていない。自分でタッピングしなければならない。
専用ケースの構成
- 部品点数は6種類9点。(写真では5種類7点)
- ケース本体、ケーブル2本(GPS用ケーブルとFM受信用ケーブル)、ケーブルを止めるネジ2本、ケーブルを覆い隠す様なケースの1部分、それを止めるネジ3本(本来ならネジ3本だが、2本しか注文しなかった)。
これらはすべて単体での注文になる。 これまた、専用ケース一式という注文方法は無いから要注意。
- GPSユニットからGPX−V55へFM受信用のケーブルもこのケースに収めるが、使う予定が無いので、この写真には入っていない。