タイムスリップ?
 高校生当時、4階建校舎の4階が、3年生の教室でございました。とーぜん、エレベータなんてものはありません。
 ちなみに実習室は向かいの棟の4階で、渡り廊下は反対端で2階にしかないという、設計者は何を考えてるんだ、という作りです。10クラス分を反対方向へ行かなければならんのです(ちなみに職員室はなくて、各先生が実習室にいました)。
 1階から てとてとと歩く。2階から回ったところで、前方にクラスメイト発見。
(ちょっと遠いな。階段上り切ったら声かけよっと)
 えー、学校の階段は『上がる>踊り場で向き変える>次の階につく>向きをかえて次の踊り場へ』ですよね。
 で、わたしは踊り場で友人を発見し、そのまま上がって、手摺りに手をおいて、向きを変えたわけです。と。
「・・・なんで、倉庫前にいるんだ?」
 何故かそこは、4階から先に先へ進む倉庫の前。
2階で発見したので、3階へつかなければならないはずなんですね。記憶違いで、3階で発見していたとしても、4階へつくはずなんですね。
 その先の倉庫へ、上るはずがないんです。
 しばし立ち尽くし、とりあえず教室へ向かおうと階段をおります。と。
「あれ? 魔女ちゃん私の後ろにいなかった?」
 声をかけようと思ってた子が、階段を上がって来ました。
「うん、後ろにいたと思う」
「だよねー、あれー?」
 
 こんな感じの、謎な現象です。ちなみにこの他、実は何度かありました。ただ、証人がいるのはこのときだけですね。