甘くてほろ苦いザボンのワタの砂糖漬け
 『ザボン』ってなんだか知ってますか?
 柑橘類の一種で、見た目は…『でっかい夏みかん』です。いや、ほんとに大きいなんて表現じゃ間に合わないくらい大きいんです^^;
 そーですね、うちにあったのはハンドボールよりも大きかったですよ。ものによってはドッヂボール並みに大きいとか^^;
 写真は取り忘れてしまいましたが、冬場、お店に行って探してみてください。ビックリ出来ます、値段も共に><b
 …ただ、これ九州の果物なので、それ以外の地域でお目にかかろうとすると、ちょっと変わったお店じゃないと置いてないみたいです。
 通常、果実は食べずに皮の白い部分(やわらかいフワフワしたあれです)を煮たものをお菓子として食べるようです。
 今回は果実も食べましたが、普通に美味しいです。…まあ八朔や夏みかんが嫌いな人は食べられないかもしれませんが。
 そんなザボンの砂糖漬けは、甘くてほろ苦いお菓子です。数年前の旅行先、黒川温泉でお部屋にありまして、美味しかったです><b
 そして家に帰ってみれば何故かザボンが転がっている。・・・これはもう、作るしか!
 ということでザボンの砂糖漬けの作り方をどうぞ^^
材料
ザボン 1
砂糖 200グラム
   
作り方
1 皮を剥き、一センチ幅に切り揃えます。
2 皮の裏の白いふわふわを削ぎ切りにします。厚みはなるべく均等に。急ぎの場合は薄切りに。
3 そぎ終わったら鍋に入れて、水も入れて火にかけます。
4 吹き零れたら水を替えて、もう一度吹き零れるまで火にかけ、いったん笊に上げます。この時点で半透明になります。なっていなければ、厚すぎることになるので薄くしてね。
5 新しくたっぷりの水に入れ、2時間ほどさらします(アク抜き)。
6 十分に晒したら、笊にあけ、水が滴らない程度に水を切ります。
7 鍋に砂糖を敷き、その上にザボンのふわふわを敷きます。
 その上にまた砂糖を敷き、さらにザボンのふわふわを敷きます。
 これをザボンと砂糖がなくなるまで繰り返します。
7 弱火〜中火で、水分が無くなるまで煮詰めます。冬場ならストーブの上に放置してもOK。(2時間くらいかかるよ)焦げ付かないよう、時々ひっくりかえしてね。
8 上記の写真の状態で食べられます。ただしかなりベトベトします。
 かなりのサイズなので基本的に一つでいいかと。皮だけで300グラムはあります。 実は普通に食べられます。
 使う砂糖は、上白糖をおすすめ。アクが強いため、和三盆などの淡い砂糖はあまりお薦めできません。また、色も変わってしまうので三温糖やキビ糖もお薦めしません。味は問題ないはずですけどね。
 ザボン一つ(皮300g)につき、200gで計算しますので、砂糖は多かったり少なかったりすると思います。好みでどぞ^^
こっそり追記
 実は煮ているときにあまりに時間がかかるので、ガスからおろしました^^;
 で、夕飯の支度のときにストーブでくつくつくつくつと煮込み、作った次第です。
 ひっくり返しながら、と書いてありますが、必要ないかもしれません、まったく焦げ付く気配がなかったので。ただ、鍋が大変なことになります。
 同じ作り方で、甘夏や夏みかん、八朔などでも作れるようです。レポートはこちら♪