路線、区間別に紹介します。右・左はカッコ内の方向に乗った場合を示します。
陸奥湾を左手に見ながら走ります。特に有戸〜吹越間では砂浜を走っている気分。
列車もローカル線とは思えない程飛ばします(80km/h以上)ので爽快です。
本当は窓を開けて、海風を浴びながら乗ると気分が良いのですが、基本的には
キハ100という冷房付きの窓の開かない気動車を単行で使用しています。キハ100の
冷房は効きが必ずしも良くないので、余程暑い日で無い限り、窓を開けた方が涼し
かったりするのですが ・・・ 多客期には2連での運転となるので、車輌不足から
非冷房のキハ40系も入りますので、個人的には、こーゆー時期に乗りたいですね。
尚、青森から大湊線直通列車に乗った場合、野辺地で進行方向が逆になるので
注意して下さい。左に乗るのは野辺地から乗った場合。青森発車時点では右ですね。
景色が良いので有名な五能線。やっぱり海岸線を見ないと ・・・ 地図でもわかる
とおり、左に乗りましょう。右だと場所によっては「崖ばっか」になっちゃいます。
後述しますが、リゾートしらかみ号乗車の場合は、一人で乗るなら1号車又は4号車の
A席。二人なら同じ号車のAとB席の指定を取りましょう。こちらが海岸側になります。
また、秋田方面から東能代乗換えの場合逆方向に進みますので注意して下さい。同様に
弘前方面から乗車の場合、川部で進行方向が変わるので注意して下さい。
列車本数が少ないうえに、乗り潰しには都合の悪い時間帯にしか走っていない岩泉線。
せっかく乗っても反対側に座ると「崖ばっか」。注意しましょう。押角トンネルを抜け、岩手大川
までの間「よくもまぁ、こんな所に線路を敷いたな」って感じる程、眼下の道路や川に比べ高い
所を走ります。他の場所でも、右側が開け左は崖、という場所が多いです。
乗客は「鉄」ばっか、と思う方も多いですが、この列車本数の割には地元の方が良く乗って
おり途中駅での乗降もあります(夕方の685D〜686Dに数回乗車)。地元の方のことも考え
Box占領などせず、席は譲り合って座りましょう。
ここも、盛岡から茂市乗り換えの場合、逆方向に進むので注意して下さい。
最上川に沿って走る陸羽西線。右手に最上川、左手は崖。もう、キマリですね。この路線は
峠らしい峠が無く、気動車に乗るならエンジンを唸らせる区間が好きな私には拍子抜けです。
最上川も車窓からは急流は見えず、とうとうと流れています。
山形新幹線や陸羽東線から乗り換えなら、進行方向は同じです。
作並〜山寺間の県境山越えの区間は線路に沿った並行道路は無いに等しい、とんでもない
山の中を走ります。八ツ森から面白山高原を出て暫くまで、トンネル区間を除き、左は壁・右は
谷と対岸の山というのが延々と続きます。
この路線、仙台と山形という二つの県庁所在地を結ぶため、結構乗客がいます。仙台を出て
暫くはベットタウンを走るので、時間帯によってはラッシュもあります。さすがに県境付近では
客が減りますが、それでも各ボックスに1〜2人たいりします。
従って、席の移動も自由に効かないと思うので、仙台近郊などに右側は壁の区間があるものの
全線乗るなら最初から右側に陣取りましょう。
日本海縦貫線の一部を成す当路線、左に日本海を望むのが基本パターンです。
実際に海を臨むのは、村上〜三瀬、吹浦〜西目、羽後亀田〜新屋です。佐渡や粟島、飛島も
天気がよければ見れます。荒れる日本海も一興です。桑川や今川の一帯は「笹川流れ」と呼ばれ
奇岩と海のコントラストに短いトンネルという景色が続き、左に乗っている限り飽きません。
区間限定で右(酒田→吹浦、上浜→仁賀保)
羽越本線で忘れちゃいけないのが鳥海山。出羽富士とも呼ばれ、美しい山体をしています。
こちらは右側となります。区間は酒田〜吹浦、上浜〜仁賀保といったところでしょうか? 特に
本楯〜南鳥海間は正面近くに鳥海山が立ちはだかり迫力満点です。酒田〜吹浦で普通列車に
乗るなら、是非吹浦側の先頭(上り列車なら最後尾)に乗りましょう。
個人的には象潟も好きです。鳥海山の噴火による山体崩壊で流れ出た土砂(火砕流みたいなもの)が
島状にあります。象潟そのものは湖にその島々が点在したのですが、江戸時代の地震により隆起して
湖ではなくなり、現在の田圃の中に島々という景色となっています。象潟〜仁賀保間の右側で見られます。