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クモヤ193系電気検測車


      首都圏の電化区間の電力関係・信号関係の検測を行う電車です。山手電車区に配属され
    各路線年に数回検測しています。
    昭和55年新製なので、車齢20年。ぼちぼち ・・・  のウワサが無いわけではありません。
    183系特急型電車がベースになっているので、先頭形状や車体断面はよく似ています。ただ
    特殊用途なので屋根や窓配置は独特なものがあります。例を挙げると、クーラー(AU13)は
    通常なら屋根上に載るのですが、パンタグラフや観測ドーム、検測機器などでいっぱいなので
    クモヤ192は3基、クモヤ193に至っては1基しか載りません。不足するクーラーは室内専用
    スペースを設け床置型(AU41)をクモヤ192は運転台後方に1基、クモヤ193は運転台後方
    に1基と車体中央に1基(計2基)置くことで補っています。
      ここでは、2000年9月23日に東海道本線・伊東線を検測した時の写真(伊豆多賀と伊東
    で撮影)を使い、解説します。

       クモヤ192形式                    クモヤ193形式

 集電用パンタグラフを2丁持った信号関係     検測用パンタグラフを1丁持つ電力関係の
 の検測を担当する電車です。            検測を担当する電車です。車体中程にパンタ
                               グラフ観測用ドームがあります。
                               運転室後方に見えるルーバーはクーラー室
                               の床置型クーラー(AU41)です。

                                            
   

  側窓です。                         こちらは運転室の窓。
  急行型電車のように、上段下降下段上昇式。    スライド式です。
  従って、窓全開は不可能です。             後方に見える観測ドームは
                                  Hゴム固定で開きません。

 

  

  クモヤ193の観測用パンタです。        車体中央付近から運転台側を向いたもの。
 観測用に投光機があります。           パンタグラフの摺板には色がついています。

 

   

   こちらはクモヤ192の集電用パンタ。     同じパンタを反対側から。
   こちらも投光機がついています。        観測用と違い、摺板は普通のようです。

           

   

   多賀トンネルを出るクモヤ193
   投光機によるパンタへの照射で
   トンネル上部も照らされています。

 

     

   連結器です。                     検測の職員の方々。
   特殊用途の電車なので、機関車との連結    専門の業者のようで、JRではないようです。
   もできる双頭式連結器です。            もちろん、運転手と車掌(います!)は
                                JRの人でした。

 

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