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新潟臨海鉄道営業運転終了

JR白新線の黒山駅を起点に、藤寄を経て太郎代へ至る新潟臨海鉄道は
平成14年9月30日(月)をもって鉄道事業廃止となりますが、それに先立って
9月28日(土)に最終列車が運転されました。

   

 この列車、太郎代にあった全ての貨車を黒山へ運び出す列車で、沢山の
留置貨車があった太郎代駅構内もこの列車の出た後はもぬけの殻となりました。
編成の殆どは留置貨車ですが、後部2両は中条行アセトンの積車でした。

   

列車は DE65 2 牽引。ヘッドマークも何も無く、普段よりも長いのだけが
特徴の列車が、普段の列車の如く予定通り11:20に太郎代を出発しました。
でも太郎代11:20発の列車って、貨物時刻表には無いんだょね。

 

尚、9月27日(金)付けの新潟日報紙によると、黒山〜太郎代5.4kmのうち
分断されない延長4,420m(どの辺に相当するか不明)は、新潟臨海鉄道から
新潟県へ譲渡し残す方針で、JR貨物は決定を受けて新潟運輸局に線路の
利用を届け出るとの事。これは、新潟東港工業団地進出企業の物流を支援
するためだそうで、JR貨物によって、新潟鐵工所が製作した鉄道車両などの
運び出しに利用されるそうです。何でも、新潟鐵工は11月に車輌を運び出す
予定があるそうで、県はそれまでに譲り受けの手続きを済ませたい考えだそう。

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