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新潟臨海鉄道


 JR白新線黒山駅から分岐し、藤寄を経て太郎代を結ぶ貨物専用の新潟臨海鉄道。この度、福島潟放水路
建設に際し線路が分断されるため、種々の検討の結果、平成14年9月をもって廃止となることが決定しました。
 ついては地元でもあり、廃線間近の新潟臨海鉄道を紹介します。

1.黒山駅

←道路側                  線路側→
起点となる黒山駅。その駅舎です。駅舎と言うより保線小屋って感じも ・・・

←駅舎から新潟方面  駅舎から新発田方面→
黒山駅構内。                                   左に分岐していくのが新潟臨海鉄道。
左側がJR東日本の黒山駅。右が貨物構内。

←黒山に到着した列車

2.黒山〜藤寄間

←ここまでは地平 交差点をオーバークロス→
JR白新線と別れ左へカーブし終わると直線。高速道路をアンダークロスすると、ここから上り坂でそのままコン
クリート橋で交差点をオーバークロスします。上り坂のため煙が出るので、藤寄・太郎代方面行き列車を見・撮
るにはこの踏切付近は良い場所です。

 

3.藤寄駅

←藤寄駅の駅舎   藤寄駅舎にある看板類→
いかにも貨物駅の駅舎って感じです。ただ、人気(ひとけ)が無い。廃線後は○□スポットにならないか心配 ・・・

←藤寄駅の黒山寄りの腕木式信号    トップリフタ→
藤寄駅の黒山寄りには今となっては珍しくなった腕木式信号機が現役です。一部では有名です。
また、藤寄駅の駅舎近くにはトップリフタがあります。フォークリフトが無くてトップリフタだけ。しかも新品同様の
トップリフタ。更にコンテナが何処にも見当たらない。とてもヘンな風景です。

←藤寄駅舎付近から太郎代側 同じく黒山側→
藤寄駅はとっても広い構内を持ちます。機関庫もここにあり、新潟臨海鉄道の運転関係の中心となる駅です。
左の写真にある、オーバークロスしているのは新々バイパス。新潟方面から東港インターを降りると目の前
が藤寄駅です。インター降りて左が機関区、右が駅舎になります。
それにしても、活気の無い駅だなぁ ・・・

←東港インター付近    バイパス下にDE65→
新新バイパス降りるとこんな感じです。バイパス下には休車中のDE65 1 が。車輌状態、営業期間の関係から
二度と動くコトは無いでしょう(哀)。

←新潟鐵工入出場車       右が機関庫→
インター降りた付近には新潟鐵工入出場車があるコトも。この日(2002.9.21)は秋田のキハ40がいました。冷房
改造かな? 但エンジンが取り外され、ブラインドが荒れ車体状態も悪い、更に新潟臨海鉄道の鉄道としての
残り日数を考えると、どうなんでしょう??
線路を隔てて反対側(DE65 1近く)から太郎代側を見ると機関庫があります。

4.藤寄〜太郎代間

←コンテナターミナル脇を走る  DE65牽引→
コンテナターミナルを走るのですが、側線は無く海上コンテナを積むことはありません。もし、ここにも駅があって
海上コンテナを輸送できる体制になっていれば廃線にならなかったかも、と考えるのは私だけではないでしょう。
コンテナターミナルを抜けると大きくカーブ。そこは屈指の撮影ポイント。機関車はJRのDE10のコピー機DE65。
このカーブを曲がりきると、問題の分断される区間に入ります。

←分断付近(写真をクリックすると、拡大写真になります)
問題の分断部分です。左の黒い自動車のある付近が福島潟放水路の一部となり分断されます。一日に数往復の
貨物列車のために今更になって高架化や地下化というわけにもいかず、やむなく廃線。
直線の先には黒いタンク車が見えます。そこが終点の太郎代駅。

5.太郎代駅

←太郎代駅構内(黒山寄から)    太郎代駅舎→
終点の太郎代駅は、留置線にタンク車が沢山留置されていて「いかにも貨物駅」って雰囲気があります。で、その
駅舎はとても駅舎には見えません。どー見ても民家。新潟臨海鉄道の駅舎は、黒山が保線小屋風、藤寄が典型的
な貨物駅舎、太郎代が民家風と、三者三様で面白いです。

←太郎代駅構内(終端寄から) 駅舎付近の空間→
太郎代駅の留置線は終端側から貨車を入れるようになっています。また、駅舎と留置線の間には空間があります。
子供の頃にやったプラスチックバットとゴムボールでやる野球なら楽勝でできる広さです。
ちなみに、普段はタンク車しかいないこの駅も、この日はなぜかJRのコンテナ車が停まっていました。

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