FUNKY SPACE SICKNESS

#012
bayfmをお聞きの皆さん、こんばんは堂本剛です。
今夜もENDLICHERIワールドからファンキーな宇宙酔いをお届けしたいと思いますが、
今日はシーラカンスの日ということで、1952年7500年前に絶滅したと言われているシーラカンスがアフリカのマダガスカル島沖で、捕獲されて学術調査がされたそうですけども、
実は1938年に南アフリカで生存確認されていたそうなんですけどね。
学術調査が行われたのは初めてだということで、
シーラカンスは皆さんご存知の通り、生きた化石と知られているわけですけど。
古代魚として一躍有名なんですが、魚にしては非常に大きくてですね、普通の魚では住むことのできないほどの深海に住むという
遥か昔から生きている、姿を変えていないという、ここがね、大事なとこなんですね。
私が、古代魚エンドリケリーを飼育している意味はそこなんですね。
自分の部屋の中では、テレビをつけたり、外を眺めたり、どんどんテクノロジー、文化、すすんどるわけですよ。
でも、水槽の中だけではとまっとるわけですよ。
エンドリケリーもナポレオンがご活躍、侵略したりいろんなことを展開してはった時に、発見されたといわれる魚ですから、そのときから、機能、姿、形というものも全く変えていないです。
まあ、シーラカンスも非常に迷ったんですよ。
ENDLIを立ち上げるときに、シーラカンスいいなあっと思ったんです。
僕がなぜ古代魚選んだかっていう理由の一つが、古代、古来のメッセージというものに、注目したかったんですね。
えらい進みすぎてるじゃあないですか。から、人の心もついていけなくなって、自ら命を絶ってしまったりとか、考えていってしまっているようになっているなあというか、いろんなことを感じたわけです。
人生一度きりじゃあないですか。
なんか少しでも、僕の愛とか生きていくということのメッセージがお役にたてればなあ。
生きている僕の人生が少しでもお役にたてればなあという想いでENDLICHERIというプロジェクトを立ち上げているんですけど。
ENDLICHERIというのをつけたのも、姿を変えずに今も生き続けている、これって相当難しいことですしね、
そんなENDLICHERIをイメージして、ENDLICHERIが湖の底で捕獲する魚を狙っているそういうシーンを描いて作った曲がありますのでね、FUNKY SPACE SICKNESS今夜のオープニングナンバーですね、Coward聞いて頂きましょう。どうぞ。

♪ Coward

bayfmをお聞きの皆さん、改めましてこんばんは、堂本剛です。
さて、ENDLICHERIワールドからお送りしていますFUNKY SPACE SICKNESS。
続いては、「FUNKY革命」。
「FUNKY革命」ていうコーナーは、皆さん人生生きている中で、いろんな想い願望あると思います。
なかなか自分の中だけで考えていては革命が起こしにくかったりもするものですね、
人にちょっと、俺こんなことしようと思うてんねんけどさあ、なんて話をするだけでも、それやめといたらいいんちゃう?とか、以外にいいかもねそれ、といいうようなことで、どんどん広がっていくことも多いと思うわけでございます。
まあ、やっぱり思っているだけでは形になりませんからね。
まっ、あせらず少しずつ革命というものは起こしていけばいいと思うわけでございますが。
そんな皆さんのこんな革命を起こしたいというお便りが届いとりますので、ご紹介させていただきながら、僕も一緒に考えさせていただくというコーナーでございます。

まずは、ラジオネーム ケイさんです。
「突然ですが、今私は何をしたいのかどうしたいのかが分かりません。
自分を変えたくて一歩踏み出してみるんですが、はたして本当にそれでよかったのかが分からなくなって、心の中が不安でいっぱいになってとても苦しいんです。
動いてみたら見えたものがあって、それを見たときにやっぱり何かが違うなあと感じてしまった。
でも動いてしまったという責任が私にはある。
簡単にやめちゃあいけないんじゃないかと思うけれど、やっぱり自分に嘘をついている気がして苦しくなる。
どうしていいか分からなくなって、心がざわついて心臓がどきどきしてきて、冷や汗がでてきて不安感に押しつぶれされそうになります。
すべてが悪い方向に向かっていってしまうんです。怖いんです。」
というお便りをいただきました。

あともう一方は、ラジオネーム「どこまでもおててつないでさん」です。
「人生は一度きりですよね。過去に一度分岐点があって、どちらを選択するかで右を選び、現在の人生があるわけです。
ただ、淋しくなったりつらくなったりした時に、あの時右ではなく左を選択していたらどんな人生になっていたんだろうと、ふと思ってしまいます。
過去を振り返り今の人生を否定することになっては、絶対にいけない。
過去にもどることは不可能だと。過去は過去である。{PASTですね。}
現在その未来のことFUTUREのことを考えて日々楽しく、現在PRESENTLY生きていけたらいいなあ。」ということです。
「過去を振りかれるということを剛君どう思いますか?」

質問2ついただいているんですけど。
う〜ん、過去は、前向きな意味でしかたがないですよね。
僕がいろいろ生きてきたことは、僕は否定してないませんからね。
歩いてきたこと、そこには、どんなつらいことがあってもどんないやなことがあっても、
ほんとに戻りたくない過去なんていっぱいあるし、
あの時あんな言葉言われたから、今も人間不信なっているとか、いろんなことありますよ。
それは、自分の中で解決するしかないと思っています。

1通目に読ましてもらった子は、もしかしたら心が疲れているかもしれないなあって思いました。
僕自身も18ぐらいから23とか5ぐらいまできつかった時期があるんですけど、その時を思い出させるような文面でしたね。
騙されたと思って、遮光カーテンみたいなものをおもいっきり閉めるのではなく、ちょっとだけ月明かり町明かりをほんのり部屋にいれるぐらい、目を開けて10秒ぐらいするとわかるぐらいの明るさぐらいにして、ビル・エバンスとかジョン・コルトレーンとか、ジャズ、ブルースみたいなものをうっすらかけながら寝るということを実行してみてください。
そうするとね、けっこう僕楽になりましたよ。
そういうふうにね、教えてもらったんですよ。
どうしても不安で怖くて人間不信で、頭がおかしくなりそうで、心臓がどきどきしてきて、汗がでてきて、体温調節できひんし、手足の振るえ痺れたり、吐き気がしたり、いろいろおこるんですよね。
精神的に不安定になると。
人間ですからあたりまえです。
それだけ全身で体が信号だしているんですね。自分に対してね。
そんな時どうしようと思ったとき、僕は音楽にすくわれたんでね。
人生の中で自ら命を断とうとか、死というものを考えた時期もありますから。
そこまで追い詰められていたんですね、自分が。
でも今、人生一度きりだとか愛だ生きているんだと言えているということは、そのころから比べると相当な成長なわけですよ。
でもこれは、自分一人の力ではないですから。
ほんとに、ファンの方々にたくさんお便り頂いたり、直接ステージなんかでがんばってっていうような視線を頂いたりパワー頂いたりして、ほんとに僕は救われて生きているんです。
音楽の力もすごい大きいですけど。
たぶん僕は人生の中で音楽は一生捨てれないでしょうしね。
そのころ支えてくださった方々が、僕に投げてくださった想いが捨て切れなくて
ENDLICHERIというプロジェクトは、たぶん始まってますね。
負けずに、諦めずに、自分は過去こんなんやったからもうええわ〜って諦めてしまうんではなくって、こんなことあったけど、僕も相当ひどいこと人に言ってきていますからね、精神不安定なとき。
親に対しても、親も泣いていたと思うし。
毎日心配していたって、こないだも話したんですけど。
そういうことがあったという事実があるんですよ。
でも、反省していくしかないです、日々ね。毎日忘れずに。
で、今をがんばって生きるということです。
そうすれば、未来は見えてきますし、想像もできますからね。
過去を振り返るということは、悪いことではないです。
私は過去を振り返りませんっていう方もいますが、もし勇気があるのであれば振り返ったほうがいいと思います。
そこを麻痺して、つらいこととか、しょうもないこととかは振り返らないんですって、強い意志の尊重としておっしゃる方もいますが、過去は見たほうが、毎日見ててもいいと思います。
そして今を清く正しく生きていくってほうに切り替えたり、力強く生きていくって方に切り替えられるほうが、なんぼか強いようなきがしますしね。
そのことを大切な人に伝えることもできるし、いろいろ生き方はあります。
僕が今、頭の中、心の中で思っていることをお伝えしているだけですから。
僕の言っていることが、正しいとかフィットするとか思いませんけどね。
自分で、最終的にはこうだというのを探して、是非がんばっていただきたいと思います。
がんばらなくてもいいっか。
自分らしく自分のペースで自分を探して何をしたいのかどうしたいのかっていうのを、ゆっくり考えたほうがいいです。
心と頭が疲れているならば、できる限り睡眠をとってみることですね。
僕は1日平均2時間3時間の生活をしてましたんで、睡眠取るのも非常に大変でしたけれども、そんな死というものを考えた僕でも、今30歳迎えようとしていろんなことやっているんですからね。
絶対大丈夫ですよ。
今いろいろ悩んでいる方も、絶対に扉が開く瞬間がありますから、そこまで確実に歩いていってほしいなと思いますね。

さっ、今日12月20日。
今年ももう終わってしまうわけですが、
本日は、「ボビー・ダーリン」の命日なんですね。
1936年5月14日に生まれた方でございますが、心臓病で15歳までしか生きられませんと宣告された。
音楽と出会ってスターを夢見て生きる力を得たミュージシャン。
1959年「Mack The Knife」 1位を記録しました。
グラミー新人賞と最優秀楽曲賞を受賞しています。
1973年の12月20日、2度目の心臓病の手術後に帰らぬ人となってしまった。
37歳まで人生をおくられた方ですが、15歳までだというのに37歳まで生きた。
これやっぱりね、諦めなかったんですよね。
これほんとに非常に大事なんでしょうね。
自分自身が諦めた瞬間にそっちにいってしまいますよね、ものごとって、なんでも。

昔飼ってたペットも、絶対に直らないという病気を抱えたペットがいました。
あと生きて2週間じゃあないですか、っていわれたんですけど、それでは悲しすぎるっと。
この出会いはなんだったんだろうということで、とにかくね、手で温度を伝えました。
あと、言葉をいっぱいかけたり、撫でてあげたりいろんなことしましたね。
言葉がない分なのか、体で返してくるんですね。
そこまで愛してくれるんだったら、がんばって生きるってことを教えてくれた感じでした。
そこから半年生きましたからね。
かわいそうでしたよ、お薬、通ったり、いろんなことあったり、輸血したり、すごいたいへんでした。
すごいちっちゃい子やったし・・・諦めることしてはいけないと一生懸命やったんですよ。
ぼくもすごい学びました。生きること、死んでいくこと。
伝えること、伝わること、言葉、いろんなこと考えましたね。
諦めかけている何かがもしあれば、是非そこは踏ん張ってください。
何かが絶対変わるはずですから。
是非是非皆さんトライしてください。

ボビー・ダーリンの「Mack The Knife」聞いていただきましょう。

  ♪ 「Mack The Knife」

さあ、サンカクなメッセージのお時間です。
このコーナーは、ENDLICHERIのキャラクターロゴにもなっていますサンカクくんから、さまざまなメッセージが届きます。
今日は、ガーデニングという言葉がすっかりポピュラーになりましたが、こんなすごい植物を育ててみたいとおもいませんか?
ナミビアのナミブ砂漠とアンゴラの一部の砂漠だけに生息するウィルウィッチャーという植物。
ウィルウィッチャーは奇想天外とも名づけられており、その名の通り奇想天外な植物ですよと。
短くて太い幹からたった2枚の葉が一生涯伸び続ける。
その生命力が非常に強くて、2000歳を越すものがあるぐらいだということです。
こちら、写真があって見てるんですが、葉がすごいウィ〜ンて伸びていってる。
桃栗3年柿8年どころじゃあないですよ。ってサンカクが言ってくれています。
2000年も寿命があったら、子供にまたその子供に受け継がれていく植物でもありますよね。
すごいですよね。へんな話、今奈良が都が誕生して1300年なんだと話をしていますが、それ以上のことですもんね。
2000歳っていったら、どえらいことですね。
今から2000年したら4008年でしょ。
考えただけで、すごいいろんなものを見てきているっていうものですよね。
う〜ん、奇想天外といわれても仕方がないですけど。
奇想天外と名づけた人もユニークですよね。
生きるということをこういう植物からも教えてもらえる。
もしなんか、観葉植物替えたいねんけどなぁの人、簡単な観葉植物もありますから、自分のお仕事スケジュールにあった植物・ペットをかったりしていくのが、いいんだと思うんですけどね。
お花に興味のある方は実行してみてはいかかでしょうか。
以上、サンカクなメッセージでした。

DJ堂本剛がお送りしてきましたFUNKY SPACE SICKNESSいかがだったでしょうか。
番組最後のコーナーですね。
FUNKY宇宙人のお時間です。
皆さんに、想像の宇宙人のイラストそしてメッセージを添えて送ってきていただくコーナーですが。
今日はケイさん。あっ、先ほど読ましていただきましたね。たぶんケイさん同じだと思うんですけど。
「私のFUNKY宇宙人どうですか?
名前がキャサリン。宇宙人界ではかなりの美形。必殺技はあやとり。趣味がガーデニング。好きな食べ物は卵かけご飯。性格はとてもやさしく穏やか。寂しそうな人の前に現れて友達になってくれる。」
なんとなく寄り添われても怖いんですよ。
何をモチーフにこの形になったのか、わからないんですけど。
胸に宇宙人って書いてますから、漢字で。
ちょっと嘘くさい気もしますし。
卵かけご飯食べてますから、地球人やろって疑いもでてきますけど。
ガーデニングしたり、あやとりもしてるし、23歳女性。あやとりも必殺技ではないですしねえ。とにかく怖い。
色が着いてないけど、色しだいではほんと怖いですね。かなり、ずーっと見てるとおもろいけど、怖い。
今までの中で、一番怖いと思います。かなり上位にもってきたい。
皆さん負けじといろんな宇宙人送って頂きたいと思います。

さっ、FUNKY SPACE SICKNESSでは、皆さんからメール、FAXをお待ちしています。
FUNKY革命、FUNKY宇宙人へもどんどん送ってください。
コーナー以外のフリーなメッセージもお待ちしております。
メールはendli@bayfm.co.jp
FAXは043−351−8011
葉書は〒261−7127bayfmまで
いずれもFUNKY SPACE SICKNESSの係りまでお願いします。

さっ、今日は頭から最後の方まで生きるということ、諦める、振りかえる、諦めずに戦う、突き進む、いろんなことを感じるお便りとエピソードお話、多かったと思うんですけど。
生きるということ、死んでいくということ、それを桜と重ねて作った曲、「ソメイヨシノ」もあるんですが、「春涙」という曲もありますね。
こちらの曲は、もっとさらに死んでいくということ、残されるということ、さらにピントを合わせて書いた詩、曲。
季節は全然違いますけど、こちら聞いていただきながらお別れしたいと思います。
それでは、「春涙」を聞きながらお別れです。
お相手は堂本剛でした。おやすみなさい。

  ♪ 「春涙」



記入者:うさ 2008年12月20日(土) No.13 (ラジオ)

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