堂本剛と「Fashion & Music Book」

#312
bay-fmをお聴きのみなさん、こんばんは。堂本剛です。
「堂本剛とFashion&Music Book」はじまりました!
今日はですね〜折り鶴さん。「剛さん、生涯添いたい、伴侶にしたいのはどんなような女性ですか?」っていう質問が、一応来ましたけどね〜。まー最近、この何年間、本当に仲間が結婚したり、こども出来たりという日々が本当に続いていて…。でー。こないだも、なんかスタッフさんとか、いろんな話に…。なんかの拍子になるよね、女の子の「結婚って、あれですよね〜」って誰かが言う感じで…。で、結婚の話になったりとかさーこどもとは?って話になったりしてさ、でもさ、作りたいと思って作ってもそんなにすぐにはできひんかったり、うん、2人目は意外にすぐできるねんとかさ、なんかいろんな話をみんなしたかったりしてさ、で、家族ってやっぱいいよーとか、いろんな話聞いたんですけどね〜
とは言えね。あのー結局そんな話して、「よーし!じゃあ結婚しようか?」って思うかっていったら、とは言え、思わない。っていう。結局そのときに話をしていた男の人がみんな言ったけど、結婚を想像できる女の人と出会わないと男は結婚しないのでね…。うん。あのーなんていうのかな、まー女の人が本当に昔からいう、お金がなんだこうだとか、あるけど、なんかそういうことっていうよりかは、やっぱ、家庭を任せるとかさ、この人と結婚したらこんな未来があって、子供ができたら、こんなふうに一緒に育てられて、とか僕も仕事もちゃんとできて養えて、なんかそういういろんなことが想像できると結婚っていうふうに段階を進めることができそうな気はするけど。なんかこの人と一緒にいてすごく落ち着くなー安心するなー好きやわーって思ってるだけだと。それは恋愛なんで。なんか結婚っていうところじゃないっていうか…。うん。なんか、やっぱ結婚を想像する相手。が出てこない限り無理でしょ?そうなってくると、こんな仕事してるし、いろんな仕事せなならんし、でも、いろんな仕事せんならん中で、年重ねて、最終的にどの仕事だけ、してるのか?今と変らずやってるのか、+これもしてるのか?わからんけどさ。っていうところですから。なんかあの変に憧れられるときついと思うんですよね。今の僕とか…僕のやってることに、「これやってるあなたが好き」と厳しいなと思うんですよ。何やってもいいんじゃない?っていう感じじゃないと。だって僕の人生、将来的に何を…絶対これをやります。っていう保証のないような仕事なんで…。ずっとやってたいけどさ。でも音楽業界変っていっちゃったらさ、どこまでどんなふうな形で音楽できるかわからへんからさ。
みたいなこととかを、フツーに考えると、なんかどんな人がいいですか?っていわれてもなんかパッとでてけえへんのよ。だから、なんかそれこそ、タイミングなんだような…なんか自分がこうくすぶってる時なのか、なにか物事がうまくいってる時なのかわからへんけど、そのときにパーン!ってなんかフィットするような感じで入ってくる人。なんでしょうね。だから自分であんな人がいいな、こんな人がいいな、って頭で考え、そういう人を見て探してっていうようなことをしてもたぶん、違うんじゃないのかな、って。うん。
っていうこと考えると結果考えなくなるんですよね。ちょっと女っぽいかもしれへんけど、結婚を、想像させてくれるような人と会えたら、結婚すんのやろな。っていう感じ。うん、ま、難しいけどね、まったく今しゃべってて、こうピントがあってないねんけど、までも。ほんとにタイミングやな、って感じやから、ちょっとまったくわからへんけど。でもほんとに結婚だなんだとかって話が…まあ、すごい出るんで、うん、大変ですよね。なんか考えることはできるけど、ピントがあわへんから疲れるんですよ。いつもこの結婚の話。
「だいたい俺はね、もうこうやってこうしてこんな嫁はんもらって、こんな将来を描いていくためにがんばるんですよ!」みたいなピントがあってればたぶん疲れへんけど、ピントがあわせにくいのよね、いろんな環境がごちゃごちゃしすぎてね、僕の問題じゃなくてね。だからそういうので、結構、ぐっちゃぐちゃしてんな〜みたいな。でもあのピントがパーンとあっちゃえばそこに進んでいけばいいのかなって感じがするけど、ぐらいな感じの、で、まー進んでいるわけです。僕の現在はね。
で、今から聴いていただく「天命さん」という曲ですけど、これはもう一目惚れ。もう僕の自分の生死をかけて愛していくんだという。惚れてしまったんだと。これはもう自分の天命だと。でー僕は君を好きになることは天命だったみたいな。なんか、ま、ちょっとそういう一目惚れから自分を見失いながらも、ぼわーっと突き進むみたいな、ちょっとハードな歌つくったんですけど、こんな風になってては結婚だってできないなと思って、ちょっとこの歌作ってますけどね。自分がもしこんな風になるような女性とパーンと出会ったら、まず辞めるとね。だって自分を見失うくらい「好き好き好き好き〜〜」ってなって、結婚してうまくいってる人見たことないんでね、あーな、あーやっぱね、そのときの温度で別れはったんだってね、あるからね。こんなに自分を見失うような恋愛は歌の中だけで…。うん、みたいな表現でちょっと書いたってところですけど…。
こちら「天命さん」聴いていただきましょう。

♪ 「天命さん」

「堂本剛とFashion&Music Book」えーここでみなさんからメールいただいてますので読まさせていただきますけども。
「ボブのおかっぱ」さんです。
「3年くらい、片思いしていた男性がいたんですけど、結果的に彼に彼女ができたので、この気持ちはあきらめようと、そっとしまうことにしました。で、そこから、すでに2年半がたとうとしています。片思いをしている時は、彼が8年くらいは彼女はいらないと言い続けていたので安心して好きでいられました。告白はしていないものの、この気持ちに彼は気づいたと感じています。しかしそんな彼に美人でかわいらしい彼女ができた時は本当にショックでした。彼女から告白されたようです。それから剛さんがよく話しているように、好きなら好きなままでいればいいじゃないかというような気持ち。あまり強く考えずに、今までのようにそっと気持ちをしまうようにしました。えー好きという気持ちを思い返す日は毎日から、週1回、月1回、半年に1回と減っていきます。でも変わらず思い返すと、一気にいろんな記憶が巡ってきて苦しくなるのです。もう2年半もたったのにしっかりしなきゃとそのたびに反省します。彼はその彼女と幸せそうに過ごしていて同棲を始めたと風の噂で聞きました。よかったなと思う反面、自分も幸せにならなきゃと思うし、客観的に見てる自分がまだ好きなんかとあきれているような感じです。まだビビッとするような人に出会えていないのですが、どう考えたら、新しい恋愛に進めると思いますか。」
んーーー。ま、これでもさーその人とさーつきあえたとしても、なんかうまくいかへん気もするけど。好きすぎて。うん、あとはなんか、いざつきあって、時間過ごして行く中で、あれ?って思うこともあるような気もするけどね、うん。これはだから、人を好きになった自分を忘れられないっていう感じだと思うんだけどね。心理学的には…。その人のことが忘れられない。って、その第三者が標的というか、的というものを彼というとこに置き換えるとあの人のことが忘れられない、となるけど。それは、自分が人に好意をした時の衝動とか、じわーっとする感じとかくーっとなる感じとかなんかそういう感覚を、忘れられないってことなんじゃないかな、っていうふうにも置き換えれるような気もするんだよね。だから、その感覚と同じレベルまたはその感覚以上、あるいはその感覚とは全く違うけれども似てるようなもん。なんかそういう感覚を与えてくれる趣味。がもし、パンって出てきたら、結構簡単に忘れられるような気がする。だから、人ではなくてもね、うん。なんかそんなもんじゃないかな?なんか思い込み。自分をコントロールしちゃう傾向が人間ってあるから。恋愛相手がいて成立するもの、その人がいた、その人をみて自分が発したあのドキドキ感。となってくるとその人との恋愛で得たものになっちゃうけど、ま、自分からみなぎってるものだから、冷静に考えると新しい恋愛を別にしなくてもいいんじゃないかなって気はするけどね。うん、なんか、それこそ、橋渡るときにグラグラ揺れるスリル。でもそれはスリルを体験しながら渡り切ったことの快感。これは一回、気持ち、興奮する、なんか盛り上がる、と思っちゃうと、その橋渡らないのはもう無理になっちゃうやんか。頑丈なのにまあ、揺れない、普通―ののんびりした橋。景色がめちゃめちゃ綺麗。でも揺れない、ドキドキもない、渡れて当たり前。みたいな時に何も感じれないっていう。いやいや景色めっちゃ綺麗でしたよ〜うん、ま、綺麗やねんけど…なんかね〜。だからうん、その後者の方の簡単に渡れてしまうような、めちゃめちゃ綺麗な橋。なんかそれに似たような恋愛をしても、うん、何も思えないかもしれないし、そういう橋を渡って綺麗な景色をみて、わ、すごい綺麗だね。って感動できる自分になれてたら、違う人と恋愛できるっていうか。
だからなんか、同じタイプの同じ感情を与えてくれるようなタイプの人と類似しない方がいいような、気がするけど…。後者のような、すごい景色がきれい!みたいなそっちに感動できるみたいな自分に出逢わないと…。橋抜きにして…。
うん、。橋が揺れてようが揺れてまいがどうでも良くて…。景色がとてもきれい。そっちの方にピントをあわせて「わあーきれい、景色がきれい、こんなきれいな景色世の中にあったんや?」
みたいなこんな感情を与えてくれる人と、パーン!と出逢った方が、うん、幸せになるような気がするよね。でもそれがさっきも言ったけど趣味が全然、僕は忘れちゃうような気はしますけどね。なんか人間そんなもんかなって思ったりしますけど。もうちょっとなんか恋愛を絶対的にしなければいかないなんて思う必要ないんじゃないかなって思っています。でね、続いてはね…。
なっちさんなんですけどね…。10代の子なんですけどね。
「剛くんは自傷行為についてどう思われますか?私は中学生になってから自傷行為がやめられません。先日は、お母さんに手見せてと言われて戸惑っていると、またやったん?と母は特に怒ることもなく慌てることもなく、その時は安心したんですが、今考えてみると、私はとんでもないことをしているんだなと思います。毎日が恐くて恐くてたまらない。やらないと壊れるんです。私はどうすればいいんでしょうか?泣き言ばかりですみません。」
ってことですけど。
ま、10代でね、ここまで自分を追い込まなくてはいけない状況になにか立っているっていうことは、とても30過ぎた僕からすると、心が痛くて仕方がありませんが。
ま、僕も10代の頃はほんとスゴイえーめちゃくちゃ…こう落ち込んだんでね…。で、僕は自傷行為とかしませんでしたけど、ま、正義感強いとか、なんかそういう性格になっていくとですね、世の中の全てがですね、アホちゃうけ?と思ってくるんですよね。みんな嘘こいてるし…理不尽がすべてをとってく感じっていうか…。正義感燃やしてるアホの俺と正直者にアホな俺と、毎回いっぱい損して、嘘こいてる奴が得していく、みたいな。学校で習ったことってなんやねん?みたいな。もうあの時間返せや!何が道徳倫理じゃボケ!
そんなこと10代すごく思うんですよね。だから、なんていうんかな、その自傷行為どう思いますか、っていうコメントに対しては、やめなさい。ってだけかな。うん。恐くて恐くてたまらない…。うんそれを、自分を傷つけて他者を傷つけずに…っていうその自分の中ではとても限界のギリギリの美しい答えを出してるんだと思うけど。うん、そこまで敏感になって他人を傷つけてはいけないこともないような気もするよ。
うん。傷つけるのはよくないねんけど、自分を傷つけることも同じくらいよくないと俺は思うねんけどね。自分を傷つけずそして他人を傷つけずに生きていける人間になるっていうのが、ま、一番僕はいいんじゃないかなって思うけど。でも10代の頃にね、あの、うんそういう感情とか時間を体感するっていうのはとても僕は大きいことかなと思うよ。あの誰もが自傷行為をするわけではない中で。ただやっぱりなんかこう、傷つけんといて欲しいなと思うけど。これは僕がやめなさいって言って、やめるのやったら、やめなさいって
言いたいけど、でもあの、僕からすると、ま、決めるのは自分自身やからね。あの、自分の力でやめれることができるんであれば、自分の力でやめればいいかなと思うけど。うん。
あのね、今の時代ね、すごく難しくてさ。やめなさい、と言いました。他の人が聞いてます。「お前にそんな言う権利あるんか、ボケ!」って言ってくる人もありますよね。ま、そういう時代なんですよね。この子の何がわかんねん、みたいな。いえいえわからへんよ、こっちは。全部わかるわけないやんけ、でも向き合ってしゃべっとんねん、こっちは。って。もうこうやってうわーってなるようなことがおきんのよね。でもなんかさーうん。なんでもさーあの、美化すれば美しいものになんのかって話ね。じゃあ、学校いらん?と思うよね。うん。なんやねん、道徳倫理って?なんやねん?ってね。もう36なったけど、道徳倫理わからへんは、なんじゃこりゃ?っていうことがいっぱいあるなかでさ。でも僕はまあ、今メールいただいたんでね、どうすればいいんでしょうか?と問われたんでね、僕なりの答えとして自分の力で、やめる。ということが、成長につながるんじゃないかと思いますという答えしか、僕は出せないけど。状況、事は違うけど、僕も10代の頃にいろいろ苦しかった時のことを思いだしながら、今しゃべってるんですけどね。でも、あの、どんだけ大人になっても若い頃の悔しい思いとか、苦しい思いって、残念ながら消えない。ですよね。うん。あの、ほんと消えないなと思いますね。だから今のその痛みとかいろいろなものは、消えないだろうなと思うけど、あの、未来に立ったときに、その痛みがたくさんの人を救ってことが大いにしてあるから、自分が今自分を傷つけたっていうその痛みをどうか、たくさんの人を救う力に変えて欲しいなと僕は思う。うん。これば僕がものづくりをする人間だからそういう感覚になってるのかもしれないけど、うん、自分の痛みというものはたくさんの人を救う力に変えて、他の人の笑顔とか安らぎに変えていって欲しいなと凄く思う。ま、僕が言えることは、なんかこれくらいしかないですけどね。ま、このメールを読んで、えースルーできなかった、どうしても読みたかったという想いがあったので読まさせていただいたという感じですが…。
えー「堂本剛とFashion&Music Book」今夜の放送いかがだったでしょうか?
あのーね、いろんなことがあるなーーーって、みんないろいろ悩んでるんだな。ま、僕は本当にちょうど苦しかった時かな〜作ってる曲で「PINK」って曲があるんですけどね。
あの曲聴くと悲しくて仕方ないんですよ。いまだに。いっぱい思い出すから。も、胸がつぶれる感じになるんですけどね。でもあのときの感情でしかかけなかったものなんだろうなーとかね、うん。ま、なんかこう、うん。本当にしんどかった時ってね、明るい曲聴いてもね、それこそ「うるさいボケ!」って思ってたんですよ。全然、入ってけーへん、きっと未来はある。ってこと言われても、「ないんじゃ!ボケ!」って。なんやねん!みたいになっちゃう、明るい歌聴けば聴くほど…。ま、なんやねん!みたいな感じです、暗い曲聴いたりとかして涙ながしたり、苦しいよ〜って言いながら…。でもそれでなんか癒されたっていうか。そういう意味では、ソウルとかファンクとかっていうのは、明るかったりしても聴けたかな…っていうのはありましたね。
ま、みなさんからね、本当にいろいろなメールお待ちしておりますので、えーメールの方は…FAXの方は…はがきの方は…。
までどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、えー「TU FUNKツアー」こちらの合間になるんですけどね、9月の11、12,13の3日間。平安b宮で、京都でライブ行ないますのでね、ぜひ足下などお気をつけていらしてください。あの、うん、台風とかね、雨とか風とかね、そういうのがおこらないようにと思うんですけど、季節柄どうしてもね…。うん、そういうことがあったりもするよなと思いながら、みなさん、ぜひ足下気をつけながら道中お気をつけながらいらしていただきたいと思っております。
ということで、今夜は一番そうですね、自分がなんかつぶれる寸前に作ったこの「PINK」って曲ですね、こちらを聴きながらお別れしたいと思います。
「堂本剛とFashion&Music Book」お相手は堂本剛でした。それはまたみなさんお会いしましょう。おやすみなさい。

♪「PINK」

記入者:pure 2015年07月25日(土) No.320 (ラジオ)

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