++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#569

※今回は歌ったりギターの音を表現された部分について♪として表記しました。
※音楽用語など誤りがありましたら、教えていただければ訂正いたします。

bayFMをお聞きの皆さん今晩は堂本剛です。
堂本剛とFashion & Music Bookはじまりました。

まずですね、ラジオネームマユさん17歳の高校生の方ですが、
「剛くんの音楽でFUNKというジャンルに出会ったのですが、FUNKについて音楽についてほぼわかっていないまま前回ライブに参加させていただきました。でもほんとうにただ目の前で演奏される音楽に自然と体がのってしまって、なにがなんだかよくわからないけどなんかめちゃたのしかったという感覚でした。ほんとうにわたしは勉強不足なんですが、こんななにも考えずただENDRECHERIのFUNKをきいてひたすらのる、こんなかんじのFUNKの楽しみ方でもいいんでしょうか
ていうことなんですが、え、やはりこうね、日本一売れているFUNKバンド、ENDRECHERIですから、あのー、おそらくほかの日本のFUNKバンドの人たちと唯一ちがうところがあるとするなら、基本的に自分たちが楽しんでるっていうのが軸にあって、でもその奥には、やはり、ぼくでいえば奈良出身ですけれども、そういうひとりひとりの出身地とか、ローカル、ローカルなグルーブリズムみたいなマインド、血の色みたいなのがあって、で、それが一色になるようでならないをずっと繰り返しているような景色を見せるっていうんですかね、そういうかんじでつくっているFUNKで、
で、あの、FUNKにもやっぱりスタイルがいろいろあるんですけれども、ぼくはいまいったようなスタイルでやっていて、イコール、たとえば他ジャンルのものを取り入れないという概念はあまりない。もうFUNKにしてしまうというところですかね、そういう調理法をしていて、この材料はちょっとFUNKにならないかな、もちろんこまかくいうとあるんですけれども、まぁでもなんとかFUNKにしてみようよ、おもしろそう、っていうところまで結構余力を作ってやってるので、これはFUNKじゃない、ってその定義をせばめてしまうと宇宙が作れないみたいな感じで、僕の場合は関係なくやってますね。
基本的にはそのFUNK畑の人たちだったり、R&Bだったり、の、ジャンルにつながっていくんですが、それもあの、名指しで指名するわけでもないし、人のご縁とご縁がつながって集まっていただいた方々に助けてもらいながら作っているっていう、状況なんですね、だからあの、たとえばですけど、結婚して子供ができて孫ができて、とか、なんかその、孫がまた結婚して子供できて、なんかこう、そういうつながっていくっていう、時間軸あるじゃないですか、そういうかんじで自然とそうなっていくっていう関係性で仲間がふえていってて、なので、僕がやってるFUNKっていうのは、ジャンルはいろいろ、まあ、織り交ぜられているし、プラスほかのFUNKバンドがやらない、奈良人というところとか、日本人みたいなところを、ちょっと色濃く出してたりもする瞬間がいっぱいあるんで、つかみきれないおもしろさっていうのは強調されるとは思ってるんですけれども
なのでまぁ、あの、勉強する必要はなくって、あのー、FUNKって呼ばれてる…たとえばですけどそのー、音楽配信とかもそうだけど、FUNKってジャンルがないんですよね。R&Bとかロックとかヒップホップとかはあるけど、FUNKっていうのはなくて、それぐらい世界的にも狭い世界なのかもしれないですよね。ほかのジャンルに比べると。
でもそこで、その狭い世界で何かをやり遂げていくっていう楽しさがやっぱりあると思って僕はFUNKっていうものに飛び込んだんでね、いまはいろいろなことさせてもらってきているなかでね、だからそれぐらいFUNKっていうジャンルというものは、…特殊っていう言う方では僕はないけど、うん、ちょっとFUNKってそれこそ音楽配信の時にFUNKていうジャンルがあってそこに曲たちがリストアップされていくのがいいなとは思います。なかなかやっぱりないんですよね。偉大なFUNKミュージシャンいっぱいいますけど、R&Bとかソウルとかそっちにはいっちゃってっちゃったり、ヒップホップにはいってっちゃったり、するんですけれども、おそらく、なんでしょうね、みんなFUNKやりたいっていうことを言わずしてここのジャンルやってるという人たちも多いのかなあなんて思ったりすることもありますね。
なぜならばFUNKって音楽を楽しむ音を楽しむ、音楽って言葉がまさにフィットするジャンルだと思ってるんで、ほかのジャンルがそうじゃないというわけではなくて、飛びぬけてそうだっていうのは、あります。だからオーディエンスのひとたちがよくわからないけどなんかたのしい、っていう状況になるんですよね。理解しながらたのしいではなくて、なんかわからへんけどめちゃめちぇたのしいやけどなんなんこれ、っていう状況が続く、これはアーティストにもいえることなんで、そこがやっぱりおもしろいなと思います。だからぼくはFUNKっていうジャンルに出会えたことすごく救いだったし、こうしてマユさんもこんなふうに感じていただいて感想いただけたというのもすごくうれしいなと思います。
で、FUNKっていうものは生で演奏する、もちろんFUNKもあります。打ち込みだけで攻めていくFUNKもありますし、いろんなFUNKの形ってものがありますが、打ち込みに特化したFUNK、こちらENDRECHERIのですねニューアルバム「LOVE FADERS」よりですね、「MIX JUICE」聴いてください。

♪ MIX JUICE ♪

堂本剛とFashion & Music Book、さ、ここではですねみなさんから届きましたミュージック、音楽にまつわる質問、いただいているんで、お答えしていきたいと思います

東京都17歳のトゥインクルつよしさんです。
わたしはいま高校2年生です。中学1年から軽音部に入ってギターをやってます。そこで剛君からアドバイスをいただきたいんですが、チョーキング奏法のこつありますか。剛君がライブでギターひくすがたが超絶カッコよくてあこがれです。今年の文化祭は中止になってしまいましたが、来年にむけて頑張ろうと思います。
こつ…そうですね、よくなんか、ドアノブひねるみたいなかんじで、手首をなんていうのかなぁ、手首の中心をずらさずにただほんとドアノブをひねるようなイメージでひきます。指だけで♪♪て入るのもいいんですが、ノブひねるようなフォームから指にはいってくみたいな、感じとかにすると多少また、感じ違ってくるかなって。うん。あえてピッチをフラットにさせるところをチョーキングに持ってったり…うん、いろんなやりかたがありますけどね。
一回ダウンピッキングいれて、チョーキング、ダウンピッキングとアップピッキング、タタって入れて、♪♪とか
あとはスライドいれて、♪♪、スライド、ダウンピキング、チョーキング、なんかそういうのとか
あと、もうすごい一瞬、♪♪、空ピッキングみたいなミュートピッキングで、♪♪、半音ひいて、タタタタタターン、タタタタ…
てこういうのとかやると、♪♪(かなり長く演奏の音を声で再現)ってとかってやると、和っぽいFUNKっぽくなってったりとか、そういうこう、えー、
あのー、軽音部、の方だと、こういう楽曲はやらないかもしれないけど、でもそれは、僕は逆に言えば、音の、音楽のこまかいどうのこうのとかはほんとにまったく、知らないままやってるし、そういう装飾的なもの、は、友達におまかせしちゃってるんで、で、「勉強したい」っていうんですけど、「あ、いいです、やらなくて」、いつも言われて止められちゃうから、なんかタイミング失っちゃってるんですけど、「ボイトレやりたい」って言っても「ああいいです」とか言われちゃうし、でももうちょっとこういう声が出したいんだ、みたいな僕にはいろいろあるんですけど、今はいいとか、友達、ね、音楽のプロばっかりですから、「そういうの余計になっちゃうからやんない方がいいです」とか、いろいろアドバイスもらいながらやってます、そんななかでも今いったみたいな和音階のあるギターとかひくと「ああ、ぽいよね」、「剛君ぽいね」、てなんか言われますね。
確かに実際にその、ロックとかポップスとかっていうものが主流になってるとそっちの、あー、ギターリフとかギターソロってあんまり行かないですよね。がっつりそっちに振ってるバンドとかはやってるでしょうけど、それをブラックミュージックとかFUNKとかっていうものと混ぜながらそれ融合して行くみたいなタッチはしてないだろうから、まあ、すごく不思議がられるけど、独特でいいなーってみんなやっぱ言ってくれるのと、「平安神宮とかああいう場所だとほんとマッチングするよね、剛君のギターは」なんていうふうにみんな言ってくれるんで、喜んでくれる人がいるんだったらいいななんて思ってやっておりますけれども
ま、ちょっとドアノブひねってみたりとかね、それイメージでやるのもいいと思います。

そしてえーと、まちゃリケリぷりんしあんナンバーエイトさんね、
「歌う時に声がこもってしまう、おなかの下くらいに声がある感じでマイクのお尻あたりにぶつけてみたり前の壁に届くようにとかもっと遠くへとかやってみるけれどもどれが正解なのかもよくわからない」と
「剛君はうたう時に意識しますか、いつの日か有料コンテンツとして剛くんのボーカル講座ギター講座が見れる未来が来るといいなと思う毎日です。」

いやいやまあ僕が何か人様に教えるほどの能力とかのスキルレベルはないけれども、やっぱりなんていうのかな、その、通用する歌とか土壇場に強い歌とか、人様に何かわからへんけどいいなって言ってもらえる歌とか、ああ、音程取れてて上手いですねとか、色々種類あると思うんですよ。で、ぼくは耳患ってから左がちょっとA♭の感じのが耳鳴り鳴ったりするなって時があって、で、音響障害がありますけれどその音響障害の♪♪みたいな音もA♭あたりがなるんですよね。だからAの楽曲を歌ってても音がでかいとずっとA♭の反響音、ドラム缶の中でガンガンガンガンみたいなやつのA♭バージョンみたいなのがずっと鳴ることになるんで、ヘッドホンするんですけれども、でもヘッドホンしたからといってまったくなくなっているわけではないので、ちょっと音程がやっぱ低くなりがちなんですよね。人間なんでつられちゃうんですよね。右だけに集中して歌っててもやっぱり、そういう状況出てきたりするなっていう。
だからすごく、負担はかけてるよなって思うんですよね。だから負担がかからないような音楽を作ろう、音作りにしようってことで、一人で作る時はそれが通用するんですが、そうじゃない場合っていうのはやっぱり、ぼく、作ってる人間が耳患ってて、僕が作ってればそこはクリアになっていくけどそうじゃない場合はやっぱり体に負担がくる耳に負担が来る、ちょっと不安にはなるなっていう音楽にはなっちゃうんですよね。
ただその音楽には罪ないので、僕の体がそこにやっぱり同調できないその苦しみはずっとあって、で、そんな中でそうですね、アレンジによっては歌のスペースがあるとかないとかベースが腰高になってくるとどんどんボーカルは、下の低い所っていうものをちょっとカットして、♪♪ぐらいとか、♪♪ちょっと細くしてくみたいな、そのベースを避けながら、ベースの上に這うような感じでボーカル歌うとか、でも「あ〜♪」ってあげたいな「あ♪」とか上の方に行く時に「あ♪」ってこのサステイン、ボーカルがふわ〜って消えてるところまで僕の耳は聞いてるみたいなので、そこでピッチあててってるんですけれども、大体そういう場所にいるのがギターとかストリングスもいるときあるし、あと鍵盤の右手の高い音ですねメロディーのそういうのがいるとそこがマスキングされてって、余韻サステインが消えてっちゃうので、僕がそのピッチ当ててるとこが消えていきがちなので、そこをシュシ(死守?)するために歌う歌い方っていうか。
ちょっと打点をよけて、レイドバックして歌ったりとか、でもそのアレンジによってはレイドバックがめちゃめちゃ気になるアレンジっていうのもあって、いわゆるスクエアに「タンタンタン♪(リズムとってます)」 って歌ってないと、気になるなみたいな。だから、スクエアに、リズムにちゃんと沿って唱わないと気になるみたいなのがあるから、「あああ♪(歌ってます)」とかって歌うのと「あああ♪(すこし変えて歌ってます)」って歌うのと、「あああ♪(別の感じで歌ってます)」っていうのと、なんかやってみるんです。マイクによってもそのどこを拾うかっていう性能が違うんで、曲に合わせてアレンジに合わせてマイク変えたりもするし、みたいなことをやってますよね。
その鼻の開け閉めみたいなところとか顎の角度とか立ってるとか座ってるとかそういうので声の太さ変えたりとか色々しては見てますけれども。なんかやっぱりあんまりこう口を開けちゃうとなんというのかな、音の太さ塊みたいなのがちょっとドベーって広くなっちゃって、マイクに対してなんかレーザー光線みたいにぽーんと入っていかない、面積でかい塊がマイクをそのまま包んじゃうみたいな感じになっちゃうから、僕は結構スピード欲しいなと思うんで、口はあんまり開けて歌わないっていう風になっちゃうかな。うん。
本当に口パクっぽく見える時も自分でも思うけど、でも、その、スポット的に歌っていくことで踊りながら歌える。口が開いた状態で踊って歌うとなると息どんどん出ていっちゃうから、細いメロディーとかボーカルのスピードとか硬さみたいな作れないですよ。そういうのは歌によって分けてるけどやっぱり踊りながら歌ってくださいとなるとそういう手法になっちゃうし、アレンジ、マイク、いろいろな、会場の状況、いろいろ含めてスポット的にピンポイント、マイクの芯に向かってレーザー光線を打つみたいな感じで歌うっていう状況の方がなんかまぁ、多いかなぁとは思いますね。FUNKっていうジャンルにすると、Jポップとかそういうの多いんですけど、FUNKってジャンルにするとそこまでそうしなくてもよかったりとかするから楽っちゃ楽。
難しいけど、だから、マイクのその性質と機能といずれにしてもなんかね僕は何でもいいけどマイクの芯に向かってレーザー光線パンって撃つみたいな感じで「あ♪」って歌っちゃう。「ああ♪(歌ってます)」じゃなくて、「あ♪(すこし変えて歌ってます)」って歌っちゃったりすると、スピード稼げるなっていうのがあって。結構淡白に歌った方がいいなこの曲っていうのもあるし、感情込めすぎないでくださいみたいなね、いろいろやっぱあるよね。だから面白いなとも思う。
で、ボーカル一生懸命練習しようこうしようああしようと思ったら耳やっちゃったから、ああ、と思って。でもまぁ、この耳の状況の中で出来る限りの努力を自分でやるっていう風にもうするしかないし、それやってこうと思ってるんですけれども、まあ昨日なんかもエアコン入れて前も言ったかなたまに「あれ、耳聞こえてきてるかなぁ、あれ?」って思って、右の耳を指突っ込んで完全に塞いだら、やっぱ聞こえてないか、でまた悲しくなるみたいな、そんな繰り返すんですけど。
やっぱり自分が誤聴も多いし、あそこで鳴ってると思ってたものが全然こっちで鳴ってる、その逆もあるし、だからそういう意味で空間把握能力もなんかちょっと変やしさ、なんかそういうところで難しいよねと思う。
で、あのーのどとかもそうやけど、結局ストレスがねのどにくること多くって、イライラしたりとか悲しい気持ちになったりすると喉枯れたりとかすることがよくあったから。最近はもうここ何年は何も考えないってやってます。その方がなんかいいみたい。喉のこといちいち考えてたらっていう感じで、耳もそうで。
不思議とね、やっぱりネガティブなことやってたりネガティブな時間過ごしてるとネガティブになっちゃうから、あたりまえやけど。むりやりでもポジティブな言葉発するとかポジティブな行動するって方がなんかいいと思います。ほんとたいへんだけど。みなさんもぜひね、いろいろ思う所あると思いますけれども、ポジティブにやりましょうよ、やれる時は。やっぱり僕も耳のことであって落ち込む時もあるしパニック症のことでちょっと落ち込むこともやっぱりあります今だにね。あるんだけれども今こうやって話せてること自体がねポジティブと捉えてあげた方がいいし、自分に対して。皆さんも本当色々あると思いますけれどもポジティブに毎日彩っていきましょう。

メールの方ですねtsuyoshi@bayfm.co.jp
どうぞよろしくお願い申し上げます。

さ、ということでございまして、このあとですね、いろいろな、なんかみなさんとつながれるような場所がねもうちょっと少しずつ増えていくといいななんて思ってますけれども。色々話はスタッフさんには聞いてもらってますので、それこそポジティブに皆さんとそういう日がそういう時間がいっぱい溢れる幸せな時間が必ず叶うということを信じてですね過ごしておりますので皆さんまたその時は深く深く繋がっていきましょうそして引き続きこのラジオでも深く深く皆さんと繋がっていけたらなというふうに思っております今日もありがとうございました
さ、そういうことでございまして今日はミュージック音楽にまつわる質問ということでございました。自分もギターをちょっとソロ弾いたりいろいろしてますよということでこちら、「Butter」こちら聞いて頂きながらお別れしたいと思います

堂本剛とFashion & Music Book、お相手は堂本剛でした。みなさんまたお会いしましょう。おやすみなさい。

♪ Butter ♪
2020/07/04 by discus [593]

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* 07/04 #569

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