++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#478

bayfmをお聞きの皆さんこんばんは、堂本剛です。堂本剛とFashion&Music Book、始まりました。先日9月の15日ですね、奈良の東大寺さんで、1日限りのライブをさせていただきまして、その時の感想がたくさん届いているので、ご紹介させていただこうと思うんですけれども。

しのぶさんがね、東大寺さんのライブに母と参加させていただきました。母とは何度か剛剛さんのライブに参加していますが、東大寺さんのライブは今までで一番楽しかったそうです。と。お母さんが「陰から陽へのストーリー性が素晴らしかったと」いうふうにおっしゃってくださってまして、自分とはまた違った視点で感想が聞けるのがすごく新鮮だった。と。

確かに世界観も陰から陽に向かっていくようなストーリー性だったと思いますね。自分自身が意識したわけではないんですけれども、人の力の怖さと素晴らしさみたいなものを、頭に歌って、そこからご先祖さんのことだったりを歌って、そして奈良には昔このような風が吹いていたんだろうというような、奈良の時空間に昔の奈良にタイムスリップするようなイメージをやってみたりとか、

そんな中からだんだんと現代にまた入ってきて、というような感じで、最終的には奉納演奏でアーティストたちが大仏さんの前にいるという状況から、ただの奈良の一人の人間、奈良人の堂本剛っていう人がいるというような関係性と、大仏さんていう関係性を最終的には作ったというような感じなんですが。

最初やはり奉納演奏というのもあり、アーティストとしてそのお役目を果たす立場というようなそういう意識の強い面持ちで立っていたんですけど、最後はも本当にただ一人の人としてまた立つという。その人の弱さと強さみたいなものが、最終的にそこに存在するっていうストーリーを作ったんですけど。

最後街を歌ったんで。くしくも僕がずっとリハーサルからスタッフに向けて懸念してたんですけど、「俺この歌あそこで歌ったら泣いてまいそうな気がすんな」ってずっと話をしてて。「どうしよう、泣いてもうたら」ってみんなに言ってたんですけど。歌い始めで、やばい泣いてまうと思ったんですけど、ぐっとこらえれたんで、大丈夫かと思って、着々と進んでたんですけど、間奏が終わって大サビの「このカラダまだ行けるさ」って歌詞を読んだ時に、いろんな思いがこみ上げてきてしまって、最終的に最後のサビの1行しか歌えないっていうことが起こったんですが。

ステージで、ステージというかああいう人様の前で涙を流すということは、まあないことなんで、ただやっぱり自分自身がこの一年間、本当、年の最後に向けて、いろんな調整というか、体の調整をしてきて、少し良くなったと思ったらまた後退したりていうのずっと繰り返してるんですよ。

周りはやっぱり、「求める僕」っていうのが僕の設定してるラインよりも遥か上なんですよ。いわゆるこういう病気になる前の僕なんですよ。すごく簡単に言うと。それいろいろやってはみるけど、全然みんなの求めてる自分にはなれない。でその悔しさと悲しさとかいろんなものがこみ上げてきて、大仏さんの前で恥ずかしくも泣いてしまうっていうような状況が起きたんですけど。

今までそういう悔し涙とかね、悔し涙というか悔しい気持ちとかいろんな気持ちも毎日のようにあって、周りの人は悪気あって言ってはないけど、傷ついた言葉もいっぱいあって、僕だってそうできたらそうしたいのにと思うこともいっぱいあったなかの積み重ねの。

で、やっぱり大仏さん、奈良ってなってくると本当に自分の感情っていうのが素直に出てきてしまうようで。こういう場なんでぐっとこらえて、それこそホテル帰って一人で泣けばよかったんですけど、なんかその、全然止めれなくて、ああもうこういう、これはやっぱり奈良の力というのも変ですけど、奈良やったり大仏さんやったり東大寺さんやったりという環境の中だからこそ、ある種ファンの人達に見せれた、見せてしまった姿だったのかなというふうに思うんですけど。

そういういろんなのことがある中で、(リスナーの)お母さんがお耳の回復をね、さらには未だ独身の私の良縁の祈願をしたそうです。ということで、めっちゃお願いするやんと思ってたら、「ただ剛くんが一番やからなあ」言って「あくまでもあんた二番やで」って言って。清々しいぐらいに念を押されたので面白かったです。っていう。仏頼みというわけでありませんけれども、私は何とか自力でご縁を探します。ということで、どうかその分剛さんのお耳が少しでも良い方向に向かいますように、というふうにおっしゃってくださってるんですけれども。

まあ本当にあの街を歌ってなければ、すんなり終わってたんですけどね。前日まで悩んでたんでね。なんかステージでやっぱりこう涙流すということがいいことなのかって言ったら何か良くないことのような気はするんですけど。悪いことではないと思うよ。でもそのどうなのかなというのはちょっとありますよね。こういう涙とかこういう悔しい気持ち、思いっていうものを、ほんとはね、僕の本音はファンの人達に常々理解してて欲しいけど。

家族には言うでしょ、いろんな話、気持ち。それと同じで理解をしててもらいたいけど、でも回りはそれはあまりいいと思わないからね。なんかこう、話し過ぎちゃうかとか、もう過ぎたことですから、後悔とかないですけれども。うん、ああいう感情に自分がなれたのも大仏さんのおかげですし、なによりも本当に協力してくださった、僕の色々な思いとか、たくさんいろいろお話しさせて来て頂いた事を、まああの日に繋いでくださった東大寺さん、管長さん始めね、すべての人々に本当に感謝しています。今後ねまた奈良で、奈良の空の下で歌える日が来たらいいなぁなんていうふうに思ったりはしますけれども、そんな色々な思いがありまして、こちら、街聴いていただきましょう。

♪街

堂本剛とFashion&Music Book、今日はですね、この番組が10年というようなこともありまして、皆さんがこの10年続いてるものとか、これから10年続けたいこととか何かありますでしょうかということで募集したら、色々来たんですけれども。少し自分の感覚に近い方のお便りをちょっとを選ばさせていただいたんですが。

こちらですね、さゆりさんが、「空を見上げること」ということで、雨でも晴れてても見上げることが日課になっている。と。剛さんも見上げてるかなと思いながら見てたりもします。これから先、安心して生活できるように、毎日空と会話しながら過ごしていきたいです。空を見上げることを教えてくれた剛さんに感謝しています。ありがとうございます。と。

空を見上げるっていうことはね、奈良にこないだも帰って思ったけど、京都に帰ったときも思うんですけど、空が近いし、空が広いっていうのはね、やっぱり一つ原因としてあって。ちょっと山の方に行くと、風の流れっていうのは目まぐるしく変わるので、雲の形がすごく変わるんですよ。すごくアーティスティックな形に変形していったり、素朴な形になったり、時にはそれこそ龍に見えたり、いろんなことが起きるので、こんなに面白いものをね見ないまま生活してるっていうのもなぁとか。

東京ではやはり建物が邪魔をしてなかなか見渡せたりはできないんですけれども、空を見上げるということは、昔の人々がやってきたことですし、これはやっぱり奈良から教えてもらったことだなっていうのと。

あとひとつ面白い話で言うと、僕たちがそれこそ月とか火星とかそういう場所からやってきた、この地球に。というストーリーがあったとして、でもその話はないことになってたとしたら、僕らは故郷を見上げてるっていうDNA、潜在意識で空を見たり星見たりしてるって話もありますね。

それがほんまな気さえしてくる最近というか、それこそ自分の先祖、僕の一番最初の生命体?がわからない中で生きてるっていう。でもそこに対してのそのグルーヴをそのソウルパワーをどんどんどんどんまだまだグルーヴしていこうっていう歌を平安神宮さんでも東大寺さんでも歌ってるんですけど、本当に火星とか行って自分達の先祖とか祖先が火星とかにいたらまた話変わってくるもんね、色々ね。地球上で起こるというか脳みその中で人間が考えられる話で今は説はどんどん進んできたけど、それが変わってくるんだろうなとか思うと色々意味が変わってくるよね。面白いなあと思いますけれども。

空を見上げるということは、僕にとっては、そういうことまで想像したりできるんで、ものづくりしてる人間からすると、とても良いものだし心も穏やかになるという意味でもとてもいいことだなあと思って。ぼくも空を見上げるっていう事はずっと続けてる感じですね。

そして10代のひなこさんですけど、10年続いてることやこれからね10年続けたいってことがないんですって。高校に上がるまでは13年間バレーをしていたけれども、怪我をして治療も諦めて続けること断念した過去がどうしても振り切れなくて、長く続けることに対して勇気が出ないと。

強いていうなら辞める時にたくさん泣いて悩んだ時に支えてくれた剛くんをこれから先10年と言わず追いかけることだと思います。と言ってくれてるんですけれども。なるほどね。今より子供でね、むしゃくしゃして周りの人と同じ生活ができないという期間に支えてくれてありがとうございます。と。どうか自分を壊さないでくださいって言うね、十代の子がこんなメールくれてるんですよ。

今のひなこちゃんの気持ち、最初オープニングで言ったけれども、すごく言いたいこと分かるんですよ。なんか周りの人と同じ生活ができないっていい方も変ですけれども、周りのミュージシャンというか、その周りのというのは昔の自分も含めて、できたことができないんですよね。その出来なくなってしまったことを責められてるのかなと思うような言葉がやっぱ並んだりもするし、悪気はないって言ってしまえばそれでいいのって言う時間もいっぱいあるし、なんかでもこういうことを言うと、僕のことを考えて言ってくれてるのにっていう発想でできたりね。考えてこうなってんねんから、僕の立場ではそういうふうな感情になるのは大人じゃない。とかね。

でもそういうふうに後付けで言葉が来ればなんかそうなっていくじゃないですか。だってこのひなこちゃんもね、13年間やってることやから、自分のもう人生の一つでしょ。それを急にね、「やめましょう、無理です」ってなった時の悔しさとか、いろんなものあると思うけど。

でもこの次のキウイさんがね、10年続いてるものが今の仕事、ということで高校生の頃から就きたかった仕事で、諸事情で20代は別の仕事について、で20代の終わりにちょっと今の世界に入って気づいたら10年経ちました、と。スタートラインに立つのが遅かったのでまだまだだけどこれからも続けていけたらと思っている、と。

実は今年の春に「スイッチ入りました」のテーマの時に仕事の国家試験の勉強のスイッチ入りましたというメール読んでいただいたんですけれども、結果はまだなんですけれども無事試験が終わりました、と。その時に剛さんの曲を聴いてやる気を出していますと書きましたが、試験までに一番よく聴いた曲がHYBRID FUNKです、と。曲が単純にかっこいいのもあるんですけれども、現状への怒りのエネルギーとか、嫌だとかこうしたいとか変えたいとか変わりたいとか、そういうポジティブに変換されていくようで私も頑張ろうとやる気が出てくる感じがしたんです、と。

だからこのHYBRID FUNKっていう曲も、今キウイさんが言ってくれてるようなところがすごくあって、現状に対しての怒りはものすごくあったから、HYBRID FUNKを作ったときはまだ耳患ってないんでね。患う前の、人の都合とか、勝手とか矛盾とかいっぱいあって、いろいろいらいらしてたんですよね。なんで僕がイライラするかというと、矛盾とか勝手とか都合が良いことが並んでるだけであればいいんですけど、僕の大切な人とかそのいろんな人たちってのが傷ついていったり、苦しんでたりねするっていう現状を知りつつも、それを続けるというのかな、それが胸糞悪いなってずっと思ってたんですよね。

でもそれを自分がどうこうしたらまたごちゃごちゃするだけやなとか、結果その人をまた傷つけることになったりするのかなとか、いろんなこと思ってね、過ごしてて。で、まあ歌に込めるしかないかと思って。自分があまり怒りというエネルギーを利用してそれを材料として曲作るってことがほぼないので、でも今回はそういう曲も作ろうかっていうことでHYBRID FUNKを作ったんですよ。

だからこの曲はそういうところもありつつ、でも変えたいとかこうしていこうとか変わろうとかそのポジティブにその力を変えてゆくっていうルール、それを約束を自分として作った曲なんですけど。

変わってゆく事って、さっきの僕の話でいうと難しいんですけど、現実問題、前の自分に戻ってほしいという期待に応えるのは、もしかしたらこの人生で叶わないかもしれないって思ってるぐらい、だからなかなかね、ちょっと難しいよね。とは思ってるけど、諦めることはしないけど、そんなに早くないから、待ってもらえるのやったら、いいけど。それも本当わからへんねんな。待ったはいいけど、治らんかったやお前って言われることもあるかもしれへんから、その辺が分かんないんですよ自分では。

だから今の自分ができる最大限っていうのがあるから、僕はそれを自分にやらせてるとこですね。その最大限をとりあえずやれよ、お前。っていう。分かりました。っていう感じでやらせてるっていう。そんな中でも出会うものもあるし、まあお別れしなきゃいけないものもあるけど、それはもう仕方ないなって、自分がこうなってしまったからっていうところで。

さきほどのひなこちゃんもいろんな思いあると思うけど、人生一度きりやしって考えた時に、今の自分の最大をやっぱ生きるっていうのは自分を愛してあげるっていうことやから。無理ない程度に自分の最大をやっぱ生きるのは案外結構楽しいよと思うよ。後はそんなことしてるうちに、新しい趣味が出たりとか、新しい趣味ができて新しい友達できたりとか色々始まったりとかもするし。そういうふうに動く事っていうのは、とても大事かなと。だから新しい感覚とか、新しい感情とか、新しい場所、新しい人に出会うために、自分は今こうなってしまったんだろうというふうに思えば、笑える日も多く作れるかなというふうに思います。

でも素直に崩れてしまう、泣きたい時、そういう時っていうのはそのまま自分の感情に従ってもいいと思うしね、無理なく自分って言う一回きりをね、やっぱ楽しまないと損なんで。今日は皆さんのね、10年続けてきたことを続けたいことというようなお話をさせていただいたり、僕自身の今の現状の話をさせていただいたりしました。

やっぱりこのラジオもね10年っていう中で、いろんなお話しさせていただいたなと思うし、その始めた頃には自分が耳を患うなんていうこともね、当たり前やけどわからないまま始めていたりとか、色々なことがやっぱり時というものを続ければ続けるほどいろんなことがあるんだなというふうに今は深く考える日もありますけれどもね。

そんな中で皆さんにいろいろねお便りいただいて、そして自分で皆さんの感情とかお便りを選択し、そして皆さんに届けるというような形で、何度も言ってますけれども、僕自身も色々な感情を勉強させてもらってるし、こういうふうに生きるっていう方法もあるんだなとか、でもそこで大事なのは自分はでもこれは選択しないかなとか、いうふうなことを僕自身もそうだし、リスナーの方々もそう思うことがやっぱり大事って言うかね、流されるためにこういうお便りを共有するのではなくて、今の自分の心の声を聞くためにね、このラジオを聴いてもらうっていうようなことが、ひとつずっと変わらないテーマであるんじゃないかなというふうに思います。

自分自身も心の声というものをなるべく言葉に出来る時に言葉にしてというような形をとって、今日まで来ましたけど。ほんとにほんとに何度も言いますがすごい勉強になるなあと思いますね。世代を超えていろんな方々のそういった感情に出会えるわけですから、ラジオのやっぱりいいところっていうのかな。やっぱり他の世界ではちょっと繋がらない時間に繋がってるような気がしますね。

自分達から企画を考えて無理やりつながっていくわけではないから、こういうテーマでということでお題を出した時に1番やっぱ大事なのは皆さんが赤裸々にね、普通に話ししてくれるって言うことが一番大きいと思います。だから僕も話せるしね、そういうような関係性とかそういうラジオの色彩ていうんですかね。それを作ってくれたのはやっぱり、リスナーの皆さんだなぁというふうに思っています。

これからも色々なメッセージを読まさせていただけたらなと思いますので皆さん是非このラジオ今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。そして皆さん本当にいつもお便りありがとうございます。

まだまだ皆さんからの様々のメールお待ちしておりますので
メールの方は tsuyoshi@bayfm.co.jp です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて堂本剛の今後の予定ですけれども、また「小喜利をやっていいよー」っていうことになりました。スタッフさんが「やりますか?」って言わはるんで、「僕が決めれないんで」って言って。みんなに聞いてもらって、「いいよ」やったらやりますけどっていう感じでいいです、って言って。「いいよー」ってなったんで、「じゃあやりましょうか」「はい、わかりました。じゃあやります」という流れでやります。なので詳しくはWeb、ネットなんか色々見ていただければなというふうに思っております。それでは色々な思いを込めましてこちら縁を結いてを聴きながらお別れです。堂本剛とFashion&MusicBook、お相手は堂本剛でした。それでは皆さんまたお会いしましょう。おやすみなさい。

♪縁を結いて
2018/10/06 by こさかママ [497]

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