++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
レポをしてくださる方の負担を軽減するためにレポのお手伝いをしてくださる方募集中です。mailtoこさかママ
レポの無断複写・無断転載を禁止します。

#315

bayfmをお聞きの皆さんこんばんは。堂本剛です。堂本剛とFashion&MusicBook始まりました。
今年はですね、みなさんもいろいろなメディアを通してとか雑誌だったりTVだったりいろいろなところで皆さんも目に留めながら心に留めながら生活されてると思いますが、終戦から70年の年でございまして、今日はですね、その終戦の日にあたるわけなんですけど。

先日、戦争というものに対してこれから僕らはどんなふうに向き合ってゆけばいいのだろう、どんな風に感じ取ってゆくべきなんだろう、伝えてゆくべきなんだろうようなお時間、お務めをちょっといただきまして、いろいろな僕の思うことを言葉にできたものもあればできなかったものもありみますけれども。

先日吉永小百合さんとですね、対談させて頂いて、吉永さんがライフワークとして原爆詩という詩を読まれている活動をされておりまして、原爆、戦争というものを経験した当時の小さい子どもたちだったりが綴った原爆詩です。で、最近では福島の方の子どもたちや人々が綴った詩を読まれたり、朗読をたくさんの人々の前で訴えながら日々過ごされているというそういう一面も過ごされている方なんですけれども。

僕もダイレクトにというか直接的に原爆詩というものを読んで、僕なりにとてもいろんなことを感じたのですが、描写がものすごく生々しく読んでいるととてもつらい気持ちに悲しい気持ちになります。目を背けたくなるくらい。でもそれが現実なんだと僕は捉えました。その目をそむけてしまいたくなるくらいの現実。そういったものが過去にあり、僕たちが今いる。

原爆詩を読んだりしながら「こんなんずっと読んでたら気、重くなるわー」て言えるものなんでしょうかってことをなんか言いたいというか、そりゃ重くなりますよねって。たくさんの方が亡くなってるんですから。うん、その中でもおじいちゃんが戦争にゆき、おじいちゃんが生き残り、おばあちゃんがお母さんをおんぶして防空壕に入って真っ暗な中、お母さんの口と鼻を手で一生懸命押さえて、泣いて見つかったらえらいことになるから、真っ暗な防空壕の中、そういう日々を過ごし、そして未だに暗い部屋に入ると思い出すっていいますから、母は。でもそのいのちのつながりというものが、途絶えることなかったので、今僕がここにいるんだなということも考えながら原爆詩を読まさせていただきました。

そして終戦の日であります。戦争のことを知らない世代の人たちが考えてゆくってことはとてもとても大切なことだなというふうに思うとともにですね、戦争のことを考えれば、家族のことだったり、仲間の事だったり今の自分の生活だったりほんといろんなことが、もっともっと明確に見えてくるんじゃないかなと自分は今ここに立っているんだなと、過去を振り返って、これから僕らどんなふうにして未来につなげていかなければいけないんだろうということを考えれば、今自分がどこに立っているかということすらもいつも以上に鮮明に見えてくるんじゃないかなというふうに思います。

そういういろんな気づきを与えてくれるそんな時間だったなんて思いながら、そんな出会いだったななんて思いながらいろんな方とちょっと今年対面させていただいて、勉強させて頂いてというそういう状況が自分の目の前に並べられたというような感じでした。

なので僕ももちろんおじいちゃんおばあちゃんお母さんのエピソードから戦争ということに対していろんな想いをもって歌を綴っているものもあります。一行だけそういう意味合いで書いた曲だったりとかあるんですけれども、戦争というよりかは、僕の中では、争いという、傷つけあうという、人は生まれて死んでゆくのに、なぜ傷つけ合うのだろう、争い合うのだろうというその訴えは、訴え続けてきているなというところは、あります。

ですので、ピンポイントにこれに対して、あれに対してそれに対してというふうな訴えをするのではなく争い、争い合う、傷つけあう、傷、傷みというものに対して寄り添う、そういう歌を訴えを作りたいなと思ってずっと歌をやってきています。今日は終戦の日ということでございまして戦争について考える時間、多くあると思いますが、その先に今日本でどれだけの方々が戦争以外のことでも傷みと向き合って生きてらっしゃるということ、そして海をわたって世界をみればたくさん人々が争い合ってるということ。それ以外の問題、傷みと向き合って生きてらっしゃるということそういうようなことまで感じながら、自分というものをこれからどんな風にして生きてゆけばいいのだろうかという、そういう問いかけをする日になればいいんじゃないかなというふうに僕は思いながら今日を過ごしているというふうな感じですかね。

それでは僕が随分前になっちゃうなという感じではありますけれども、この曲ができあがった時にはその今言った争いというテーマ、なぜ争うんだろう、なぜ傷つけあうんだろう、なぜ自分は傷ついてしまったんだろう、この傷みはどこから来たんだろういろんなことを考えながら、訴えて綴った曲があります。

それではまずこちら聴いていただきましょう。これだけの日を跨いで来たのだから。

♪これだけの日を跨いで来たのだから

堂本剛とFashion&MusicBook、ここで皆さんからいただきましたメールご紹介させていただきますが、僕は今年大阪城ホール、大阪から始まりそして途中奈良もありますけれども、西のほうでね、ライブをまたやったりしています。

なつるさんがですね
大阪のライブがね、城ホールのライブが始まる前に外でお友達とお話をされてたと。そしたら二人の外国人の方に声をかけられたというようなことなんですけど。

「英語しゃべれる?」って突然話しかけられて「ノー」って答えたのに「帽子とかにTU FUNKって書いてるけどあれって何?TU FUNKって何?」ていうね。日本語でも難しい質問に英語で答えるなんて到底無理だと。

これはもうほんとに僕の仲間、仲間内の共通言語で、「TU」って何ですか?あ、意味ないです。なんで意味のないことをしゃべってるんですか?僕らにとっては意味がある。あなたたちにとっては意味がないかもしれない、これがもしかしたら正しいかもしれないですねって日本人に答えるにはね、普通なんだと思うんですよ。

ところでTUって何ですか?いやいや、もう考える事すらなくてこれは僕らの共通言語で新しく生まれた言葉なんだと。それが何の意味を持つかなんていうのはわからないまましゃべっちゃってるぐらい、でもしゃべってたら楽しいんです、すごく僕ら平和なんです、Happyなんです、仲良くなれるんです、このTUって言うだけで。そういう新しい言葉が生まれる事自体とても素晴らしいと思うしこれからの時代大事な話かもしれませんねっていう。

なんか今世の中にある言葉だけではなくてない言葉が世の中を救うことだってあるんじゃないかなってなんか思っちゃうなみたいなね。意味は無いでも言えば楽しい。そんな便利な言葉があったらいいなみたいなね。でもなんかそういう予感がする言葉ということで僕らの中では認識してますけれど。

これを外国の方に急に答えるのは難しくて、コンサート、曲とか聴けるやつなんか持ってない?と二人がおっしゃるからスマホでTUFUNKを流したと。「え?TUだけ?え?」とかなり不思議がってましたよと。

他に有名な曲は?好きな曲でもいいよとお変わり希望されたので「魂サイダー」がノリノリで良くていいかなと流してみたと。次はノリノリでリズム刻みながら聴いてくれる二人。グループ?一人?って聞かれたので「一人」と答えるとめっちゃ驚いてました。満足されたのか「楽しんできてね」と素敵な笑顔をいただきました。お二人が夜にシャワーを浴びるときに、「TU」が脳内で流れていればいいのにな(笑)ということですけれども。

流れている可能性はありますよね。「TU TU TU」って言ってるだけなので。うん、でもほんとにこの外国の方にそれこそ聴いてもらいたいよね。何の意味あるの、これ?思うねんけどどうせ日本語聴いててもわからへんし、まあええんか、イエーイTU TU TUっていうようなもうそんなノリでもいいかなっていう感じもしますけど。

続きましてね、ペンギンばしりさんがね
あの芸者さん?奴さん?らしきキャラと言っていいのかわかりませんが、の名前は決まってないんですか?みんなそれぞれの呼び方をしていてバラバラなんで、友だちにも説明しずらいのですがその面倒臭さが彼女らしさなのでしょうかという質問が来たんで。

名前は、一応自分の中ではありますけど、なんていうんですかね、わーっと楽しんでるけど、あれ、誰なん?ていう、つっこみがひたすらあるのも悪くないなっていうね、FUNKって丁寧であるべきじゃないんですよね、基本。

なんか、お前がグルーヴしろの話なんですよね。オレがグルーヴさしたるからと。ほら今グルーヴしてきたやろ楽しいやろ、聴いててめっちゃおもろいやろ、楽しいやろ、あいつが誰かどーでもよくない?それみたいな。なんかその一個一個丁寧にじゃ、次Bメロいきまーす、とかいちいち音楽も言ってないでしょ?

うん、だからこのおっしゃってるように面倒臭さらしさっていうのが彼女らしさになるんですかねっていうところで、うん、それでいいんですよと。あの、そろそろ名前も出しながらグッズ出したりとかいろいろしてゆこうかなのときに、名前は出そうと思ってますけどうん、あのスタッフ、心配しないでください。スタッフの中でももうバラバラなんで、うん。芸姑さん、芸者さん、舞妓さん、マイコーさん、みんな好き勝手言ってます。一番最後のマイコーさんに関してはもうちょっとマイケルになっちゃってるんで、ちょっと舞妓でもないなと。

ただ僕の中でひとつ皆さんに言ってるのは彼女ではなくて彼なんでね、あれ。男なんで。男の白塗りですから。ええ、女の人は白塗してあの頭してFUNKってやっててもFUNKかもしれへんけど中途半端やねみたいな。あれが男で白塗りでグラサンかけててあの頭でFUNKって言ったら相当変でしょ。大丈夫?この人っていう。男の人なん。で、男の人やのに、ちょっとおかま口調なんですよね。うん、なんとかなのよねー、みたいな。だからみんな言葉にちょっと翻弄されてると思いますけれどもあれメンズなんで。うん、まあ全貌がまたちょっと明らかになるまではね、じっくり待っててもらえたらいいなとまあそんなことを思ったりしてね。

あとですね、ゆきちょさんがね
国際フォーラムにお兄ちゃんと行くことになって、グッズも全部買いますと言ってくれてて、TシャツにはTU FUNKの文字が入っていてかっこいいですねと。そこでこのTシャツをお兄ちゃんにプレゼントしてお揃いでライブに行こうと企んでると。兄弟でお揃いのTシャツを着るって大丈夫ですかね?今までそんなことしたことがありません。 ちなみに兄は妻と子どもがいる37才です。私は独身です。聞いてないですね(笑)という。

剛くんはお姉さんがお揃いのTシャツくれたら着ますかという質問があったんですけど。うち、すごい仲いいんでね、全然着ますね。着れるっていうか、うんで、Tシャツ被る日ありますからね、うん。だからといって脱ぎたいとも思わないし、お前脱げよとも思いませんし、うん。なんか奈良で生まれてしまったがゆえの平和を思うことが、とてもナチュラルなんでね、家族との間にもそういう余計なものが生じないんですよ、そもそも。すごく平和主義なんで。だからなんかたまたま選んだ服とか今日これからいっしょに着ようみたいな。イベント的なこととかなんら問題ないっていう感じですけど。

ぜひお兄ちゃんにTU FUNK Tシャツ着せていただいて、兄弟普段やったことがないというならなおさらライブの間だけでも、帰りトイレで着替えていただいてもいいんで、なんかやってもらえたらすごく僕は幸せだなと、物販作った人もああそういうきっかけにもなるんやったらいいなと、作ってよかったなと喜んでくれると思いますけれどもね。

さ、それでは先程からぼくのふるさとの話すごい出てますからこちらの曲聴いていただきたいと思います。彼方聴いてください。

♪彼方

堂本剛とFashion&MusicBook今夜の放送いかがだったでしょうか。皆さんからいただいたメール、今日も読まさせていただきました。まだまだ募集しておりますのでどんなメールでも構いません。皆さんのいろいろな想い綴っていただけたらなと思います。

メールの方はtsuyoshi@bayfm.co.jp
FAXの方は043-351-8011
はがきの方は〒261-7127 bayfm

までどうぞよろしくお願い申し上げます。

さ、私堂本剛は全国ツアー中で、次は1ヶ月後になりますが、地元奈良でのライブです。9月16日17日のなら100年会館大ホールでございます。

そして全国ツアーの合間をぬいましてスペシャルライブ、平安神宮ライブ2015、こちらをですね、9月の11日から13日まで京都、平安神宮さんで行います。

今年の平安神宮さん、今も言いましたけれども、争いとか争うということだったりとか、繋がってきたとか繋がってゆく、つなげてゆくっていうことだったりとか、そういうことをテーマに奉納演奏させていただければなというふうに思っております。

なので少しそのテーマというかムードというか空間が暗くなるかもしれない。人からすると暗いねって言われるかもしれない、でも先程の原爆詩のお話させていただきましたけれども終戦ということだったりその70年経ちましたということだったりをいろいろなことを僕はお仕事を通していっぱい感じた年なんですね。

で、そこを僕はやっぱり訴えたいところがあるんだと思うんです。戦争だけではなくて戦争以外の沢山の人々の争うということであったりつなげるということだったり、そういうことをなにかこう訴えたいなと。うん、それが明るいはずがないので、うん。だから少し、ちょっと今回暗くない?っていう人が出てくるかもしれませんが、僕にとっては明るくなんて言えないテーマなので、そして今回訴えたいテーマとして一番僕の中では正しい神様の前で訴えるテーマとしては正しいのではないかなというふうに思っているんです。昔の日本の中心だった場所から訴えるテーマとしてなんらピントがずれた話を僕はしていないんじゃないかななんていうふうに思うわけですが。

とは言え、全編がものすごく暗くなるというような演出はもちろんしませんけれども、でも僕たちが今生きているこの儚い時間のひとつひとつと言うものを噛み締めながら生きてゆくんだということを、争い、そして繋がるということをテーマに訴えていけたらなと言う風に思っておりますので皆さんぜひいらっしゃる方はですね、道中足元を気をつけて野外になりますのでね、ご自身なりの万全の準備を期していらしてください。

それでは今夜はですね、縁を結いて、こちらを聴きながらお別れしたいと思います。堂本剛とFashion&MusicBook、お相手は堂本剛でした。それではみなさんまた会いましょう。おやすみなさい。

♪縁を結いて

2015/08/15 by こさかママ [323]

No. PASS
<<2015年08月>>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

* 08/15 #315

記事検索

OR AND
スペースで区切って複数指定可能
レポ投稿
PASS
++HOME++

[Admin] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.06