堂本剛とFashion&Music Book
bayfmをお聴きのみなさん、こんばんは堂本剛です。 堂本剛とFashion&Music Book始まりました。
さぁもうホンマに12月なっちゃうねっていうタイミング入りましたね。 あっという間過ぎて恐いわ、もうホント。
紅葉…紅葉問題ね。 うーん紅葉もタイミングミスったよね。 だってあったかかったのに急に寒くなっちゃったから、あれっ!?今…あれっ!?みたいになっちゃって。
だって銀杏とかも青いまま落ちてたりする訳でしょう? いやぁすごいですね…。 あの根本にたまっている水分が一気に固まることによって青いものも根本から落っちゃうんですって。 だから桜もね急に変な時咲いたりねしてたでしょ?
今だから歌詩に入れてますもん、わざとそういうの。 「季節間違った桜」みたいな言葉とか。 だってそれ結構時代象徴してんなと思って。 そういうふうに四季麗しき国とかさ、四季折々のとかさ、言ってられへんのちゃう?みたいな。
三季になるんちゃう?そのうちにね。 のり平ですよ、ほんとに。 (スタッフさんに?)今のり平と思って見てたんですか、僕を。 ぜひ言ってくださいみたい、三季と言えばみたいな感じになってませんでした?(笑) ああじゃあ僕の思い違いですね。
だって春夏冬ってなったらねぇ、春夏秋冬って歌ってる歌も変わってきちゃうもんね。「あーそうか、昔って秋あってんもんなあ」みたいになる訳でしょ? ちょっと怖いですね。
って言いながらの、さとこちゃんがね、「いつも楽しく聴かせてもらってますよ」って。 「剛さんがどうしてもね曲を作るとね、暗い歌になるとおっしゃったけども、これから明るい曲を作ることないんですか?」って言って。 「言われてみると剛さんの曲は暗い曲が多いなと思いました」とね。 「もちろんバラードもいいですけども、たまにはエンドリの曲の『The Rainbow Star』みたいな曲聴きたいです」と。
まぁあのー何て言うんですかね、まぁ今アルバム作ってる中には明るい曲入れてます、ちょっと。 でもこれね、不思議なもんで暗い時って暗い曲を聴くのが気持ちいい。 でも作る曲は明るい曲も逆転して作れちゃうみたいなのがあるんですよね、うん。
何でこのメール選んだかって言うと、今もちょっと話したけど、いろんなことほんとに変わってきてね、景観も含めて。 無くなっていくのもあるし残っていくのもあるっていうね。
でもさぁ今この日本を色々生きてる中で「俺たちの明るい未来はどうでこうで…」とか「絶対夢は叶うんだ」って感じのことを言うてていいんかなぁという気がしてくるんですよ、ちょっと。 もちろん夢、希望を捨ててはいけない、叶えるものだ。 でもちょっと一手間かけましょうよっていうその考えですら「大丈夫大丈夫」じゃなくて「絶対絶対叶えられる」でもなくて、「叶えるためにはどうすればいいんだろう。僕はこうすればいいと思うんだよね」っていうポジティブさを僕は歌いたいですよね。 そこの所謂わざわざ一手間かけて「未来はきっと明るいよ」って言いたいっていう。 で、shamanippon始めたんですから。
そのエンドリの時とかはまだまだ…何ていうのかな、直結して大丈夫だったんですよね、僕の中で。 未来は絶対光輝く煌めくものだ、自らを鳴らせば100%間違いなく未来は輝く。 そういう確信がすごく強かったけど…って思ってる時の歌の羅列。
でも今はそうは僕は歌えない人間なんで、shamanipponがはじまって始まってきたっていう。 その中でも明るい歌もちろん書いてますよ。 書いてるけどちょっと儚いなぁみたいな感じに書いちゃってますけど。 めちゃめちゃふざけて書いたやつも1曲ありますけどね。
この間もミュージッククリップ撮ったんですよ、アルバム用に。 で、メンバーが今回映ってたりするんですけど。 まぁ非常にくだらなくて良かったですね。 みんな集まるとほんとにくだらない。 みんな真面目に僕と同じようなこと考えてる人が集まってるんで。 そんな人たちが明るく未来を鳴らしてる映像っていうか…すごく良かったですよ。
これは後に来年ですからね、皆さんが本聴きするにはちょっとまだまだ時間がありますけども。 いろいろ想像に想像をふくらまして待っててほしいなというふうに思います。
それではこちらを聴いて頂きましょう。『瞬き』聴いてください、どうぞ。
♪瞬き
堂本剛とFashion&Music Book。 ここではですね、リスナーの皆さんから頂きましたメールをご紹介します。
えーまずはうにさんからですね。 「『昔はこんなんやったけど今こんな風に変わりました』のご報告しますよ」と。 「昔と今変わった事はかなり我慢強くなったなあということ」だと。
「精神的にも強くなった。昔は人に傷つけられても許す事が善で優しくなければいけないと思っていた」と。 「怖いものがたくさんあったけど、今は怖いものがあんまりありません。年を重ねるってすごいなあ。何があってもなるようになるなと思えるようになってきています」と。 「30代になって初めて気付いたのは、30くらいにならないと世の中のいろんなことが見えないんだなって思う」と。 「ちょうど30の時に姉が亡くなり生活が変わってしまいました。 今までもその時々で一生懸命生きていたけど、20代ではまだまだ見えない世の中のしくみとか人の想い人格、善悪が30代になってはっきり分かるようになってきたのです。 昔の自分より大人になるって、我慢強くなったり知らなかったことを知って、パワーアップした優しさを持っていられる人でありたいです。 だから今、心がだいぶすっきりしてとてもシンプルに悲しみも受け入れていますよ」と。
まあ昔の自分より大人になってるっていう…我慢強くなる、知らなかったことを知ってパワーアップした優しさを持っている。 この何て言うんですかね、すっきりしていてシンプルに悲しみも受け入れてる感じ、すごく共感できるなと思ったんで選んだんですよ。
僕自身若い頃から社会に出ているが故の、何て言うんですかね…いろんなこの年で知らなくてもいいことっていうのをいっぱい…知らなきゃいけない仕事なので知りましたよね。 世の中には悪がたくさんあるんだなってことをすごく、まず学ぶとか。
僕は奈良でめちゃめちゃ過保護に育てられたようで、世の中には天使しかいないみたいな、善しかないって思ってたんですよね。 みんなすごく親切で、みんな超仲良くてとにかく楽しいみたいな、世の中は。
そしたら子どもというものをいいように利用する人が出てきたり、アイドルやろ?みたいな感じとか。 みんながみんなそういう人ではなかったけど、そんな中でやっぱり優しさを保つのはすごく難しい。 でもその優しさを保たせてくれたっていうのは、やっぱりそういう優しさを持っている人が稀にいたからですよね。 その人たちを見て学ぶ。親も含めてですけども、こんな時こそイラっとしたらあかんねんなって思って生きてたんですよ。
でもね、それはそれでまた間違いなんじゃないかという事に気付き始めるのが30代なんですよね。 これでは守れるものを守りきれないっていう…優しさだけでは。
だからすごく難しいねんけど、人を見る目っていうかね、そういうのすごく変わりましたね。 まあちょっとなんでしょうね、これからもっともっといろんな人を見て、いろんなことが見えていくんでしょうけど、生きるってほんとに難しいなあって思います。 奥深すぎるし、奥深いくせに寿命がこれだけしかないのかと思うと…難しいね。
今日もちょっと母と過ごしたんで、道路渡って歩道に入る時に段差があったんでね、手出してあげてお母さん手掴んでありがとうって。 何気ないことやねんけど、僕はそれしたいから生きてるとこもあるしね。 今までお母さんにそれしてもらってきてんねんから、何回もしてきてもらってんねんから、転けそうになった時に助けてもらったりしてさ、それを今返してあげななとか思ったりして僕は生きてるけど。
自分が変わる前に環境が変わっていくから変わらざるを得ないっていうのも大きいよね。 でもね少しでもほんと意味ある時間を過ごしたいしね、意味ある時を刻みたいなと思うんでね。
でもこのうにちゃんの言ってる感じ分かるな。 悲しいことを受け入れなあかんような年齢にどんどんなっていくからね。
子どもの頃って何となくふわって考えてても良かったりする時があったなって思うねん。 何やろね、なんかおじいちゃんとかおばあちゃん亡くなった時に、若かったからああ天国行かはんねんなってシンプルな感じしか残ってないっていうか。 おばあちゃんのご遺体の横で寝そべったりとかして普通に見てたからね。 何か綿入ってんなあみたいな感じで。 「なんでお母さん、これ綿入ってんのん?」って普通に喋ってるっていうか。 でも今考えたらその時どんな胸中やってんやろなお母さんとか思ったりすると、そのあっけらかんとしてるのが救いになったのかなってないのか。 もうちょっと一緒に噛みしめてあげるべきだったのかとか、いろんなこと考えるなあって。
でもこの年になるとやっぱりね、お友達のご親族とか亡くなっていく方も多いし、すごく考えるねいろんなことをね。 だからこそ、この今日本の中で様々なことが起きてる訳だから、 そこはやっぱり自分という人間は上手く無視することがなかなかできないなというところで、関われる時は少し関わらせてもらって何かの役に立てたらなとか、自分もそれをすることによって成長もするしね。 生きるっていう事を学べますから、そういうふうなことすごく考えますよね。 年齢という事と今の世の中の状況っていうことが重なって、僕はすごくいろんなこと考えてるなと思います。 僕もすごい変わったなって思いますが。
もう1枚ね、さおりさんが初めてメールしてくださったんですけど。
「剛さんの考え方や歌・歌詩・声が全てほんとに素敵だなと感じていて大好きです」とすごく褒めてくれているんですけどね。 「先日、昔まではこうやったけど今はこう変わりましたという方、メールを送って下さいとおっしゃっていたのでメールをします」と。
「今年で31歳。結婚して10年。9歳になる娘がいます。実は10代の頃から結婚願望が全くなかったのですが、旦那さんとの出会いがあってずっと一緒にいたいと思うようになって結婚しました。 もちろん旦那さんとの出会いで私の考え方は変わりましたが、一番変わったのはやっぱり娘を出産したことです」と。 「それまでは自分が一番という考えでしたが、娘を産んでから自分より大切な存在がこの世にあるんだと心から思うようになった」と。 「そして自分の両親への想いも変わった。命がけで痛い思いをして産んでくれた母親。私の誕生を心待ちして喜んでくれた父親。 愛されて望まれて生まれてきて、そして育ててもらったんだなあと、当たり前のことに娘を出産してから気付くことができました。 そして自分の誕生日に両親へ感謝するようになりました。生んでくれてありがとうと素直に伝えられる自分、本当に私は変わったなあと思います。 誕生日ってお祝いをされて当たり前と思っていましたが、自分の母親が命がけで痛い思いをして産んでくれた、母親が頑張ってくれた日なんですよね。 そんなことに気付くことができたのも娘のおかげです。私にとって一番変わることのできた出来事は出産・子育てという経験でした」というふうに言ってくださってます。
僕は男性なんでね、その痛みというものを体感することはない人生ですけれども、やっぱりどこかでそういう感覚はずっと持ってたんですよね。 僕が生まれてきた日でもあるけれども産んでくれたんですよね。それを助けてくれるいろいろなチームがいて産まれてきた訳ですから。
昔の写真を見るとやっぱりおじいちゃんもおばあちゃんも嬉しそうに僕を抱えていたりね、お姉ちゃんも抱っこしてくれてたりね。 だからね僕はやっぱり分からないけど、僕なりのその何か新しい命が始まることから学ぶものっていうのは何かそういう事もあるななんて思って。 自分のエピソードとしては兄弟とかもあるなと思うんですけど。
親も年を重ねて、だからなるべくシャイな部分は全く忘れて家族とは関わってあげたいなとすごく思ってます。
まあでも34にもなって何を真面目なこと言うとんねんとか、子どもみたいなマンガみたいなこと言うてんねんとか思う時もあるんですよ自分に対して。世の中そんな甘ないぞって。 そんなもん百も承知で言うてんねんみたいな自分がまた出てきたりとか、いろいろやっぱり葛藤は多い時期っていうか年齢なのかなっていうふうに思いますね。
でもナチュラルに生きていて辿りつく場所、それがなんか今理想なんだろうななんて思いながら、まあとにかくナチュラルにこれからも生きていこうと思いますけれどもね。
みなさんもね、いろいろな生活の中で不安だったり信じること難しかったりいろんなことがとにかく多いと思うんですけども、 ぜひ自分というものをね信じるという事をすごくナチュラルに捉えていてほしいなとは思いますね。
みなさんに様々な想いを込めて『きみがいま』という曲を聴いていただこうと思います。 みなさまこの曲を聴いている間だけでもね自分の事信じようみたいな、そういうちょっとこうナチュラルに柔らかく言ってみてもらえたらいいなと思います。
それではこちらを聴いていただきましょう。『きみがいま』どうぞ。
♪『きみがいま』
堂本剛とFashion&Music Book、今夜の放送いかがだったでしょうか。
最後にねちょっと1枚読んでいいですか。
お名前がないんですけど「初めてお便りします」という方でね。 「昨日すごく幸せな出来事があって、嬉しくてメールしちゃいました」と。 「気になってた人と付き合えることになってドキドキして、明日は寝不足確定です」と。 「1、2年前、長く付き合ってた人と別れたり、他にもいろいろな心労・問題が重なって苦しんでいた時に剛さんの『縁を結いて』『NIJIの詩』『I』を聴いて癒されました、助けられました。 奈良のshamanipponライブでは本当に辛い時期だったので参加できて剛さんの歌声にとても感動したのを今でも覚えています。 今はすごく嬉しくてやっぱり生きてて良かったなと思えるので、剛さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございます。また剛くんにライブで会えるのを楽しみにしています」 というふうにね、綴ってくださっているんですが。
この…気になってた人と付き合えることになった日。 そしてその次の日、またその次の日みたいな、めちゃめちゃドキドキ楽しい日だなあって…うん。 羨ましいなあって思ったんで読んだだけなんですけどね。
いいよね〜。 気になってた人とですよ、あの子ちょっといいかも可愛いなとか思ってたら付き合えるんですよ…うん。 いいですね〜。
もうだって初めてメールしちゃってるんですから、ものすごく今もう昂ぶってる時ですよ。 もう寝不足とかどうでもええわみたいな時でしょうね。 うん…いやあこれは羨ましいですね〜。 まあぜひね、このままねゴールインなんていうことにね、なったら一番いいですね。 なんかこう辛い時苦しい時にふっと現れる人もいるし、いや今は一人で耐えなさいと言われる人もいるしね。 なかなかいろいろありますけども、なんかこの幸せなメールをね読むとみんなも幸せな気持ちになるかなと思って読まさせていただきました。
まあほんとに、これからお互いの事を知りながら築き上げていくっていうね楽しい時間過ごすんでしょうし、 また何かね、こんな嬉しいことあったんですよって言うて彼氏との彼女との自慢したい人、どんどん送ってください。 それでまた癒されますから。
いいなあ、恋愛っていいなあとか、結婚っていいなあみたいな。 そういう人と人が結ばれる事ってほんといいことだと思うんですよ。 一人で生きていくこともすごく美しいことだと思うんですけどね。 うーんそういうまたメールもね、いただけたらなと思っとりますので…
(宛先紹介)
さ、それではみなさんの今住んでいる場所、そして住んでいる現在、住んでいた過去、これから住んでいく未来。 全てにね、何かこう力強いナチュラルな…まっすぐな愛のようなものが芽生えたらいいなとか、 そんな想いを込めてこちら、今日はですね『街』を聴きながらお別れしたいと思います。
堂本剛とFashion&Music Book、お相手は堂本剛でした。 それでは皆さん、またお会いしましょう、おやすみなさい。
♪『街』
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2013/11/30
by あやめ [232]
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