++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#218

ベイFMをお聞きのみなさん、こんばんは。

堂本剛とファッションアンドミュージックブック始まりました。10月にはいりまして少したったところですけど

まああっという間ですね。あっというまだからこそ怖いですね。一瞬一瞬をやきつけていかないとですね。

非常にうまくいかないですね、いろんなことが。



そんななかミズホちゃんという18歳の子なんですが

「はじめまして、私は今年から剛君のファンになった高校三年生です。私は高校生になるまで音楽といっても流行りや友達のお薦めを聴いていただけで

でも剛君を好きになってから音楽の楽しさを知り、そこまで関心をもってなかったアーティストも聴くようになり自分の中の音楽の幅も広がりました。

歌詞一つ一つの言葉の力、メロディーの力を感じて、音楽はこんなにいいもんだと気づきました。最近もつらい時やがんばりたいとき、剛君の音楽を聴いています。

剛君音楽の楽しさを教えてくれてあるがとう。これからも応援させてください。大好きです。」と言ってくださっているんですけど



不思議ですね、僕が34歳になった時に18歳の女の子に大好きですって言ってもらえるような人生を生きてるって想像があまりなかったんですよ。

でももっといえば30歳をすぎてこの事務所にいてこの仕事をしてるって思ってなかったです。やっぱりアイドルと呼ばれている人たちは30過ぎたらそういうことじゃないんじゃないの?という空気感ってあるじゃないですか。すごく諸先輩方のさまざまなおつとめの力によってずいぶん印象が変わってきてるんでしょうしね。ものすごく考えながら生活をしてる中でこうやって18歳の子がねこないだファンになったんですってその入口が音楽だってなおさら嬉しい気持ちになりましたね。僕自身がジャニーズ事務所に入って社長のシンガソングライターでやってみないか?って言ってくれて最初の曲を書いて、こんな男っぽい書くなって怒られて、でもそんな歌詞しか書けへんなって書いて、じゃあ女の子がドキってする歌詞書こうかなって書いてでも自分はまったくそんな気してへんから、ステージ立って失礼な気がしてくるくらい、やっぱこういう命を書きたいなって書いて歌って、でも難しい歌ですねって言う人が多かったり

命の岐路にたたないとこの歌の意味わかってくれへんのかな?といろいろ悩んだりしながらね、今日まできてますから。そのなかで若い世代の方に音楽をとおして好きになったってすごくうれしいなと思ってメール読ませていただきました。

まずは堂本剛で「きみがいま」を聴いてください。



♪ きみがいま



ここではリスナーのみなさんから頂いたメールをご紹介します。

あひるさんです。

「こんばんは、瞬きを聴かせていただきました。素敵なメロディーですね。そしてなにより一つ一つの言霊が心をつかんで離しません。私は三年前に光を失いました。何度朝を迎えても暗闇が続くばかりで心が折れそうになりました。音楽もほとんど聴かずにいたのですが、ある時手探りでCDを整理していて手が止まりました。剛さんの歌声が心に飛び込んできたのです。そしてこのラジオにたどりつくことができたのです。今は私の眼は何も映すことはできませんが、これまでやきつけてきた大切な写真を数々の思い出たちとともに抱きしめながら少しづつ前に進んでいきます。心からありがとうございます」というメールをいただきました。



このメールを読ませていただいたのは、僕が「瞬き」というタイトルにするのをすごく悩んだり「瞬き」という言葉をチョイスしたことを悩んだりしたから選ばせて頂いたんですけど

この歌を完成するにあたりレーベルの方といろいろお話をし、うちもスタッフがころころ変わるので変わるたびに「僕はこんな思いで曲を作ってる。今までこんな思いをして曲を作ってきた。こういう箇所を理解してもらわらなければファンの方にきちんと伝わらないとか、こうしてほしい、ああしてほしいと最初にいろいろお話しするんですが

そのお話しの中で「瞬き」を作っていく作業があったんですけど、「つよしはちょっと優しすぎじゃありませんか?」って言われたんですよね。

「どういうことですか?」って言ったら、今まで書いてきた曲はものすごく言葉を選んでる、それは非常に大事なことだし美しいことだと思う。ただ言葉は選べば選ぶほど、優しくなればなるほど、言葉というものは広い意味をもつことになる。日本語ってもともとそういうものだし剛のテーマとぶれてはいないけど、もっとスピード感がある言葉を選ぶことをもっとしていい気がする。なにか気をつかって書いてないか?って言われたんですよ。まさにそうで僕自身が目に映している今を、いろいろな自分の今というものを共有するというか優しく届けたいという思いがあって、僕が何を歌ってるか、どんな音を出しているかわからないから壁に手を当てて剛くんはきっとこういうことを歌っているんだろうっていうふうにライブを楽しみながら目に焼き付けていますというようなお話も頂いたりラジオを通していろんなメールをいただくので、いろんな人生をね。先日妹と行くはずだったとか、妹が行くはずだったとかでも亡くなってしまって、その想いをちゃんとつなげるためにとか。いろんなメールをいただくので、いろんな人生をいただくので



僕は瞬きをしていくつもの写真を目に景色をやきつけることができる。だから何が言いたいかっていうとそうではない時間を生きる人

僕が生きている時間ではない時間を体感して経験されてる方に対して投げるとするならば「心の眼に焼き付けて」とか「胸が瞬きするたびに」とか何か言葉を使っていろいろな方々の今を、いろいろな方々の今に対して首を突っ込み過ぎないっていうか、すごくそこにそっと寄り添いたいっていう気持ちがあって

だからそのスピード感やエッジ感がある言葉というものをやめていたんですね。そうすると「瞬きするたびに大切なものが消えていく」というスピード感を「心の眼が瞬きをするたびに大切なものが消えていく」では意味も変わってきたり、音でドンと出た時に時間がかかる。

今回僕自身の我儘というか、先週も言ってもらってましたけど僕自身の覚悟っていうものを書きたかったので、僕はやはり瞬きをするたびに大切なものが消えていく儚さを生きていきたいんだという僕自身の誓いというか覚悟があって、よけいな言葉をつけるのをやめたんですね。そのお話しもあったし、この歌詞どう思いますか?みんなにみてもらって

すごくいい歌詞だと思うよって、これから剛のファンの人はたとえ剛がそう書いてたとしてもわかってくれるはずだから、そんなに優しくなりすぎて言葉を選んで書く必要はないんじゃないかな。って話とかもしてこの曲は完成したりしたんですよね。

僕ってすごく優しいでしょと思って生きている人間じゃないんですね。いまの僕の生きている覚悟、感じたものすべて瞬きに託しました。という感じで曲を書いているとそういう気持ちになちゃうんですよ。

自分が暑い日、あるいは寒い日屋根のある箱の中で家の中でギター持ったり、ピアノ弾きながら歌を作れるっていうね幸せ

そこに立っている時にそうじゃない今を生きている人もいるんだなっとかご飯食べてる時にすら思いますから、いろいろ

今年もだってすごく暑かったでしょ。暑さによって亡くなった方もたくさんたくさんいらしゃったりするし

自分が何気なく生きている瞬間っていうものはとても美しいんだなと思ったんですよね。

だからそんなこと考えてるとたやすく言葉を書けなくなちゃうんですよ、いつも

ペンが止まったりもするし、楽器置いちゃったりもするし

僕は東北の震災があって、こんな時こそ何か曲を書こうと思って、まったく言葉が出てこなかったという自分に出会ってますからね。

歌なんか書いてる場合ちゃうやんって

音楽やる前に家族守ろうやってファンの人たちに安否伝えるために会社に電話しようとかね、そんなことの方が第一条件やったりとかこんな大変な時に「音楽やります」ってばっと行ってそんな音楽よりも食料とか衣類とかとういう想像をしてたり音楽の力というものを少し疑った瞬間でもあったんですよ。

でもきっと時がたてば音楽をならしてほしい人たちもでてるだろう。

その時に必要なものなのかな。なんかそんなことをいろいり感じたんですよ。とういうこともあって言葉を選ぶのに慎重になちゃうんですよね。

そんな中で「瞬き」ていう曲を書くタイミングでレーベルの人とそんな話をして

とにかく自分の中にある優しさをそぎ落として書いた曲ではあるんですね。そういうことを考えれば考えるほどどこか「ありがた迷惑やねん」って言われる気もしながら

それでも僕の中にある優しさすべてで書きたかったから書いてたんですよ。歌詞とかは

こういうメールを頂いて僕の方が救われていて

このメールを頂いたから今この話をファンの人にきちんとできた。ぼくは今後、そういった優しさというような感情をそぎ落とした状態で歌詞を書く曲がでてくることも多くなると思うんですね。でも僕はけしてそういったことを忘れたわけではないと思っておいてくれるとすごく助かると思うんですね。「そんなこと言ったら歌詞かけへんでおまえ」になるんですよ。

優しさすてへんかったら。一人でも多くの人を救いたいって思うならばあまり集約された言葉を使いたくなくなちゃったりとか

自分の我儘を書きたいってあまり思わなくなったりとかね。だから「きみがいま」って曲がでてきたりとか

「きみがいまみつめるものをしんじてあげよう」心で見つめて眼球でみつめて体でみつめて

すごく大きい意味で「いま君がみつめているものを僕が信じてあげるよ」という言葉に変わっていったりとかね、僕の中では悩みまくって書いた曲がいっぱいあるんですよね。

そういった悩みを少し解消して書いていくってことを今後少しするかもしれないので、それをした時にもし僕がね傷つけるようだったら嫌だなと思って

でもすべての人を傷つけずに自分の生き方訴えをなげるって相当難しい話で

でも相当難しい話をやりたかったんですよ。でも今回こういうメールを頂いて自分はこれからそういう大きい言葉を減らしてストレートに書いていくことも多くなると思いますけど

さきほどもお伝えしたようにそういう感情を失ったというふうに思わないでいてくれたらいいなってこのメールを読ませていただいたのと一番は今自分が生きてらしゃる今の自分が映してる今というものをきちんと伝えてくださって感謝というかたちで綴ってくださったことすごくありがとうございますって言いたいなと思って

僕が今見ている景色とか今生きている景色とかをもっと言葉を勉強して目を閉じていても伝わるようにきちんと言葉を綴ってその状況を想像できるような音をもっと勉強して歌詞とリンクさせながら音をならしていく。音の強弱を表現していったりとかそういうことをもっともっとするのとそぎ落とした言葉というのも綴っていかないといけないのかなと

なのであひるさんに送ってもらったメールが自分の音楽人生をものすごく安定にもっていってくれたり新しいステージに持っていってくれたりするメールを頂いたなって思ったんですね。

なのでこうまっすぐ書いてくだたさったあひるさんに感謝を申し上げます。ありがとうございます。

そしてこのラジオをずっと聞いてくださっているファンの人たちにも今いろんな気持で言葉聴いてくれていると思うんです。いつも僕がああですよ、こうですよということをむきあって聴いてくれているってマイクの向こうにいるって確信があるからこそ包み隠さずこういう話ができますから、そういうような環境をつくってくれているファンのひとたちにもすごく感謝だなって思っています。本当にいつもありがとうございます。これからもいろんなことを僕なりに悩んで悩みにぶち当ったらラジオでちょっと言葉をもらしてみんなに聴いてもらって励ましてもらったりしながらいろんな作品作っていけたらと今日も改めて強く思いました。

今日はこのままエンディングに突入しようと思うんですがみなさんにいろんな想いをすぐ送っていただけるラジオを何度もいいてしまっている言葉ですが自分の人生の中に用意されている時間を大事なことだなと思います。こうやって世の中の方がね自分の音楽を聴いてくれてこんなふうに思いますってことを言ってくださるといい意味でも、悪い意味でも

ここは自分を信じていいんだなとか、ここはちょっと甘えちゃいけないかもそういうことに気づけたりしてますから

いつもほんとうに僕のことをいい未来へと導いてくださっているメールばかりなので本当にうれしく思っております。

みなさんからのメールどんなメールでもかまいませんのでこれからもこのラジオになげかけてほしいなって思っております。

(メールの宛先、など)

それでは今日は「瞬き」を聴きながらお別れしたいと思います。



♪瞬き
2013/10/05 by ひろりん [224]

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