ソロライブレポ

十人十色 会津風雅堂ライブ
18:40
剛コールが鳴り響く中、照明が落とされ、青い光とスモッグがステージを覆い始めると、スクリーンに言の葉が流れ、福島公演が始まりました。
ミュージシャンがそれぞれの場所へ落ち着き、そして剛さんの姿が見えると会場から歓声があがりました。シルクの青いジャケットにシルバーグレイに黒い花びらがプリントされたインナー、ちりめん地の腰を覆うスカートが付いてる剛さんらしいデザインのダボパンツ、髪はストレートで64の分け両耳にかけていました。
震災の地に立ち、様々な思いがこみ上げている感じが伝わってきて、私はもう胸がいっぱいになりました。

「縁を結いて」言の葉がスクリーンに流れ、この花よ〜♫押さえ気味に静かに歌い始めました。ブラスの音が切なく響き、♫与えたい 叶えたい、思い出してる 美しき国を♫剛さんの思いが痛いほど伝わって胸が熱くなりました。

「NIPPON」これも今までとは違い、海の中のようなアレンジで赤い照明で薄いブルーのスクリーンに綺麗な花々が次々と映し出され、青や緑の照明を交差させて美しい。剛さん、ギターを持ってステージ前に立ち、かなりのスローテンポで歌って、CDとは全く違う曲のようで新鮮でした。

「音楽を終わらせよう」ここでこの曲が聴けるとは思っていなく、サプライズでした。スクリーンは宇宙のような感じでピンクとグリーンにレーザーが幾重にも重なり綺麗でスローテンポなアレンジが味わい深い曲に変わってて良かったです。

「Love is the key」松明が4本焚かれ、オレンジ色の炎がスクリーンで揺らめきながら渦を巻き、ブラスの音がしたたかなグルーブをなして、波打つような盛り上がりが凄く素敵でした。この曲も何度も聴いているけど、毎回違うアレンジで、剛さんのこの曲に対する愛を感じました。

「pink」椅子に座って歌っていました。和風のアレンジでアコーステックギターがいい感じで、剛さんの声よく伸びてとても聴きごたえがありました。ピンクのポールが
沢山吊るされていたのがユニークでした。

「街」これも座って歌っていました。スクリーンには1本の道が地平線へ伸びていました。照明の色で印象が変わり効果的でした。剛さんの優しい歌声にまた胸キュン。この曲は街ごとに、そこの「街」があって聴く度に感動します。凄い曲だなと思います。

「Say Anything」スクリーンには水が湧き立っているような映像と水のしずくが落ち、青い照明が海の中にいるような雰囲気を出しています。椅子に座り、感情を込め、手を動かしながら歌っていました。

「ソメイヨシノ」スクリーンいっぱいに桜の木が映し出され圧巻でした。憂いのある歌声にうっとりしました。ピンクの照明が客席を照らして、会場全体が桜でした。

「時空」キーボードを体を動かしながら弾く姿が素敵でした。レーザー光線と空気の演出が素晴らしく、もはや「時空」にはなくてはならない光に演出です。

「赤いSinger」スクリーンに映された赤く丸いものが鼓動しています。赤一色の照明にステージは覆われ、感情を込めた歌声にしびれました。

ここで剛さん、ミュージシャン、全員がステージから下がりました。ここまでMCは一度もなく、音楽を満喫出来て私はこの演出好きです。

剛コールが会場から鳴り響き、剛さん、ジャケットを脱いで再登場。

「Nijiの詩」スクリーン「Nijiの詩」の歌詞が流れる。真ん中に眩しい1つ明かり。まるで金星のよう。その中で心を込めて歌っている姿、歌声が心に響いた。感動で胸な一杯になり、と同時に心が洗われていった。

MC
福島はつりに来ていたと。ふくがついてる島で釣りの思いでを振り返利、難しい事を話していこうとは思ってなく、今日は皆さんののってきたのに合わせて、皆さんのそこへ、今日来てくれた皆さんの導いていくところに寄っていこうという風に話してた。

震災の時、あの日は仕事で30階にいて、凄く揺れて、とりあえず出ようと建物を出て避難した。その後、TVをみて、自分が今出来る事をいろいろしたいと言うと今ただどうにもならないとこういう時に何も出来ない事に腹が立ってきて、皆さんへ愛している奈良から祈る事をしようと神社で祈っていたと。手を合わせ信じるしかない。何らかの力で皆さんの不安を取り除きたいと思ったと。こんな感じことを話してくれた。

3つの嬉しい告知。
一つは秋にshama nipponのアルバムが出ます。
その前に10月22日23日24日に奈良百年会館でライブをします。
僕、ヨーロッパ圏でアルバムを出します。当初、「縁を結いて」をフランスへヨーロッパ圏へ出したかった。日本のことを心配していて、「縁を結いて」を外へだしていく。が。シングルはヨーロッパではなくてアルバムを出すことになった。アルバムのタイトルも決まっていて、「NIPPON」自分が日本人である。日本の今を歌っている人間がリリースするのにタイトルは「日本」がいいと。平安神宮の音源も入れている。外国の方が聴いてジャパン、ジャパンて言う。今日10時。ネオ東京という番組で夜10時に発表される。日本の事を思って音楽を作ってきてよかった。来年。Shama Nipponも向こうで出したいとすすんでいると。

福島は釣りにきた時にいいところだなと思って通っていた。こっちの水の神社でライブしたいと考えている。
来年、作り話だけでタイトルなしで二時間、僕の作り話を二時間じっくりする作り話もいいかな〜と。来年は何か新しい自分で年を跨いでいたらいいかな、自分らしく生きている、向き合うことが大切だという気がする。

本当に嬉しい情報とビッグサプライズに私も気持ちが高揚して、こんなに嬉々とした気持ちにさせてくれる剛さんのファンをずっと見守り続けてきて本当によかったと
剛さんに感謝の気持ちでいっぱいになった。私だけでなく、会場にいた沢山のファンも皆同じ気持ちだったはずで、会場が凄い昂揚して熱くなっていた。ステージから私達を見てる剛さんもまた凄く嬉しそうで、バンドの皆さんもまた楽しそうにしていてこれからの盛り上がりは凄かった。

剛さん、練習なしでいきなりの福島ファンク、コードEでとバンドメンバーをひっぱっていく。
Fu・ku・shimaとシャウトしながら、いつの間にか会場との息がぴったりあい、FU・KUとshimaで会場との掛け合いが最高に気持ちよく、大盛り上がり、ステーブさんはタイヤのホイルをたたき回りとても楽しい。この流れのまま、ブルーベリーへと突入。竹ちゃん、健さん、つよが三つ巴のギターはご機嫌にノリノリ。
ブルーベリーの間奏に合わせ、剛さんが腰を動かしながら会場全員をひっぱる。誰もが楽しそうに腕を挙げ、剛さんの指をみて跳ぶ、もう会場は凄いことになって、みなとみらいのENDLIタンクの時の昂揚が蘇った。ほんとこんな光景は久しぶりと思った。やめたくない雰囲気が会場にながれていた。
9時。剛さん「風雅堂さんのこともあるし、じゃ〜後1分だけ」と言って、きっと剛さん自身が一番終わりたくなかったのだと思う。
始まったのは、なんと“そう、街の片隅で”の即興ラップだ。これをやってくれるとは、涙!涙!剛さんは超ご機嫌でラップをする。これが15分ほど続く、とんでもなく楽しい時間だった。
最後、名残惜しそうにステージを動きながら笑顔で両手を振り、その顔にはほんとに嬉しそうで達成感というか愛が伝わった喜びに満ちあふれて美しかった。

私は地元出身で、正直福島の皆さんは剛さんのライブを楽しんでくれるだろうかと不安もあったが、それは思い過ごしだった。終わった時には誰もが笑顔で本当にライブを楽しんでくれたこと、そして生きていく力を間違いなく与えてくれたことを剛さんに心から感謝したい。
ほか宮城、岩手でも被災された多くの人達を癒し、生きる力と与えてくれると確信したライブでした、剛さん、大きな愛を注いで下さり、本当にありがとうございました。

つたないレポを読んで下さってありがとうございました。





記入者:オリーブ 2011年09月16日(金) No.164 (ライブ)

コメント
カンディード  2011/09/18/16:18:07   No.169
>オリーブさん、
早々と情景が浮かぶレポありがとうございます。MC無しの前半は剛さんの想いが伝わりましたね。
オリーブさんのお気持ちもストレートに伝わる素敵なレポだと思います。私も初めての福島はどんな感じになるのか、たぶん剛さんも手探りだったと思います。でも本当にパワーに溢れた最後はいい汗かいたライブでしたね。
wadachan  2011/09/18/17:32:21   No.170
>オリーブさん
高揚感あふれる感動のレポ、ありがとうございます!
前半の真摯な歌声、後半の楽しすぎる演奏が聞えてくるようでした^^♪
ツイッターで福島のミュージシャンの方が初参加されて衝撃的だったとつぶやかれていましたよ!地元の方たちにも伝わって嬉しいですね!!
大きなニュースも含め、今まで剛さんが一つ一つ自ら虹をかけるように歩いてきたこと、その気持ちをエネルギーを伝えたいのかな・・・と思いました。
素敵な素敵な時間のおすそ分け、ありがとうございました☆
みきっくす  2011/09/18/23:45:08   No.175
オリーブさん、
素敵なレポをありがとうございます。

1曲1曲、こんな感じなのかなって想像しながら読ませていただきました。
ライヴでは剛さんの今の想いを込めて歌ってくれている感じがして、歌声も凄く、まっすぐに心に届きますよね。

剛さんのまっすぐな想いがたくさんの方を笑顔にし愛溢れる時間を過ごされ、本当によかったです。

こさかママ  2011/09/23/00:17:31   No.194
オリーブさん
オリーブさんの感動が伝わってくるレポをありがとうございます。やめたくない雰囲気が会場に流れていたという感想・・まさにそんな感じでしたね。ラップ1分よりは長かったと思いましたが15分もやってくれたのですか!嬉しかったです。ありがとうございました。

ポワロ  2011/09/28/16:42:52   No.211
オリーブさん、あの夜の感動が蘇ってきます。ありがとうございました。
私も今回のMCをはさまなかった本編の演出、素晴らしいと思いました。剛君の音楽の心にずーっと寄り添っていられるような感じで…。
最後、剛君もホントに名残惜しそうで、私達も別れ難かったですよね。とっても素敵なライブで、心が熱くなりました。

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