とても優しい剛さんでした。 SWING-Oさんのキーボードからはじまる縁を結いてはまた違う縁を結いてでした。 剛さんは心を込めてひとつひとつの詩を丁寧に紡ぎながら優しく語りかけるように歌っていました。
NIPPONはオリジナルよりは平安神宮Verに近かったと思います。かなりアレンジが変わっていました。 スクリーンに日本列島のあとたくさんのポップな花が映しだされ力強く歌ってくれました。
奈良で歌われた叶えKeyの代わりにに音楽を終わらせようが入りました。 「僕から君へと逢いにいくよ」というテロップで始まりました。 地元の皆さんは嬉しかったと思います。剛さんの優しい心をまた感じました。
音楽を終わらせようは、スクリーンは星がいっぱいで宇宙を思わせるイメージでした。詩は切ないながらも時代と愛を歌ってゆく歌にに変わっていました。ときおり流れ星が流れていました。
Love is the Key はたいまつがたかれ、燃えている赤いイメージでした。剛さんのハートビートが優しく強く伝わってきます。
PINK ここから椅子に座って歌います。これ珍しいのではと思います。私たちと対話しているような感じです。 「負けたくなかった」というメッセージが心に響きます。でも[si:]当時の苦しいイメージはなく、強くとても前向きな感じがしました。
街 「ここを愛している。とてもとても愛している」が流れた後のイントロにまた涙です。自分の街を愛するのは剛さんも私も、そして福島の皆さんもみんな同じなんだと思います。心に訴える歌でした。
SayAnythingもかなりアレンジが変わっていました。 語りかけているような感じでまったく別物の歌のようでとても素敵でした。
ソメイヨシノ スクリーンは桜の花びらなのですが、はらはらととても切ない。SWING-Oさんのキーボードのソメイヨシノもまた違う味わいがありました。
時空 キーボードを弾き始めます。壮大なスケールです。緑の3本のレーザーが扇形に広がったりつぼまったり客席を縦横無尽に駆け抜けます。 二階席だったので剛さんの手がすごくよく見えました。優しいというか可愛らしいタッチで弾いていました。ピアノと戯れているような愛しそうな感じに見えました。だけど全体的な音は重厚で壮大でした。 最後、緑のレ−ザーが3本別々の天を指して伸びていました。あれがすすむべき道なんだみたいな感じに思えました。
赤いSinger 赤いSingerも座って歌いました。綺麗で透き通っていて素晴らしい歌声です。最後自身が赤く照らされました。まるで自分が鼓動になるかのように。
アンコールのNijiの詩は、奈良では愛音、哀音と歌っていたところをCDどおり愛暴動と歌っていました。優しい歌声でした。その先に希望の見える歌だと思います。
MCはままこさんが超詳細にレポしてくださっているので、重なりますが。
今日はみんなの雰囲気に合わせたサウンドになったということでした。優しく温かいサウンドでしたよ。
私も開演前にクラップが始まったのには驚きました。 でも十川さんの話を出してくれたのは、十川さんの想いも福島に連れてきたかったのかなって思いました。
「みんなと一緒に過ごせたらいいなと思って今日は来ました」「なによりもみんなと会えたことが嬉しい」という言葉には気負いとかは感じられずすごく自然体な気がしました。剛さんは「どげんかせんと・・」とかそんな気持ちはないんだと思いました。 「僕はこんなふうに生きている。そういう僕を感じてもらえたらいいな」という話でした。
震災後すぐに自分が元気なことを伝えられなかったことに悶々としていたようです。 Nijiの詩はファンのためにリリースしてくれたということすごく嬉しいです。「曲は時を選んで出てゆくんだと思う」という言葉に説得力を感じました。
自分ができる支援の仕方のひとつとして、被災地の人と一緒にお仕事をやることができるのではと思ってNijiの詩のMVやジャケ写を撮ったそうです。
そんな中自分の故郷奈良がすごく傷ついているというお話もあり、奈良をとても大切に愛している剛さんの姿がありました。
正義と悪のバランスについてお話してくれました。負の力を理解して正義をもって向き合うことが大切と。いやな相手の話は耳を塞ごうとしている私にはグサッとくる話でした。
「信じること、本気で愛すること。そこに学びがあって成長がある」20も下の若者からまた道を教えられた気がします。
そして過去と未来を意識して今を生きることが大切だと。 闘って、向き合って乗り越えて生きるしかないと。力強かったです。
奈良でのライブのお話と海外リリースの話のあとに 来年SHAMANIPPONのアルバムを出せてまたライブがやれたらいいなという話がありました。
そのあとにFUKUSHIMAFUNKセッションがコードEで始まりました。 が、渋すぎるリフに中断が入りました。これもめったにないことだな〜。 剛さんがメロディを「ふふんふふん」と建さんやサスケさんに伝えます。 そうするとそのとおりのメロディで演奏が始まります。めっちゃ感動しました。 剛さんもすごいけど、バンドの皆さんもほんとすごいと思う。そしてこんなふうに音を作っていけるのって楽しいだろうなって思いました。
そのあとBlueBerryが始まりました。これにはかなり会場が沸きましたよ。 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!って感じです。 楽しそうに「やる予定はなかったよ♪」とメロディをつけながら歌ってました。めちゃめちゃ腰振ってステップを踏んでました。
そしてその後に1分しか時間がないのだけどって前置きして「So街の片隅で」を歌ってくれました。低音がかなり色っぽくて「Kissの仕方を教えてあげる」とか歌われた際には会場が悲鳴です。
剛さんの「1分」がすっごく長かったのも剛さんの愛だな〜って思いました。
そのあとで「ファンがひとつの時間を過ごすことも大切」って言ってくれました。嬉しかったな。剛さんを中心にファンがひとつになっている感じがしました。
そして「自分が胸が痛むときほど人に優しくしてあげて」ということでした。難しい事だと思う。自分が辛い時に人に優しくしてあげることは。でも心に留めておきたい言葉だと思いました。
優しく力強く、剛さんの生き様そのままのような素敵なライブでした。
最後に、郡山から会津若松までの車窓にはのどかな田園風景がひろがっていました。ところどころにブルーシートが屋根にかけられた家が点在していて忘れてはいけないことを教えてくれていましたが、黄金色になりかけたたくさんの稲穂はまるで何事もなかったかのようです。きっとあの日以降も農家の方々が一生懸命手入れをして育てたのだと思います。昨夜のニュースではコメに関する話題は明るいものでしたが、たくさんの方々の苦労が無駄にならないことを願っています。
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