ハイジ大百科トピックス

■謎の日本版ハイジ情報


▲FAQのページでも募集していた、日本人作家によって書かれたというハイジの小説に関して大百科を御覧になった読者の「おじP」さんより非常に詳細な情報を頂きましたので紹介する。

そもそもこれはスピリ以外の作家のハイジという話題の中で、日本人の手で書かれたもので以前教科書に掲載されたものが有るというのがあったのだが、詳細が不明だった謎の作品だったが、読者からの情報により詳細がかなり判明した。以下はその方からのメール。



「ハイジ大百科」のFAQ・ハイジの続編の項で、「日本人が書いたもので、いつか特定できないが教科書に掲載されたもの」のくだりに心当たりがあり、メール差し上げました。

 その教科書と思われるものが、私の手元にあります。明治書院発行の現代国語・二、昭和57年1月20日に発行された第3版です。わりと冒頭の方に、「アルプスの少女」というタイトルで10ページほど載っていました。作者は石川淳とのことです。

 HPご記載の通り、「年月を経て成長したクララ、ペーターが懐かしいアルムの山を訪ねる」という設定になっています。けれど話の展開はアニメの中の世界からは想像もつかないものです。

 山で暮らしていたハイジ・ペーター・クララの日々を戦争が襲い、ペーターは兵士となります。平和が戻った後にペーターとクララが再会、再びアルムを目指すのですが、そこにハイジはいませんでした。
(どこへ行ったのだろう…)。最後はクララの、「もう一度、山の下の世界に美しい町を造る」という決意(?)で締めくくられています。何とも不思議な読後感があり、この続編の続編が読みたくなってしまう程です。

 実はこの教科書は元々私のものではなく、これで授業を受けた訳ではありません。しかしこの続・ハイジに出会った最初は、アニメが本放送されていた74年当時、「XX中学生新聞」だか何だかに国語の入試問題として載っていたのを友達から見せられた時でした。あまりに印象深い文章だったのでずっと心に留めていたものの手がかりが無く、それから10年も経ってたまたま別の知人からこの教科書を見せられ、読んでみると何と!という成り行きです。





 なんと作者の石川淳氏は芸術選奨文部大臣賞等をとっている方です(ビックリ!)またこの「アルプスの少女」は『黄金伝説』(昭和二九年刊)によったとの記述が教科書に載っているそうで、おじPさんの調査では販売、掲載は未確認ながら講談社文芸文庫から出ているとの事でした。読みたいですね。私も早速探してみる事にします! おじPさん、詳細な情報、感謝です!


 その後またまたおじPさんより、この続編を入手したとのメールを送っていただきました。このハイジの収録されている文庫書籍はいずれも絶版との事でしたが、意外な方法で現在でも簡単に入手できると教えて頂きました。それは電子文庫パブリという電子書籍をあつかうサイトで注文できるというのです。

上で紹介している作品を収録している集英社文庫「おとしばなし集」をこのサイトで検索してみると確かに購入可能になっています。↓




どうしても読んでみたい!という方はこの方法で入手してみてはいかがでしょうか? 掲載が随分遅れて申し訳ありませんが、おじPさんにはとっても感謝です!




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