むし歯治療の実際
低年齢児のむし歯治療

低年齢児であっても、むし歯の治療は可能です。
特に、授乳や哺乳瓶使用に関連してできたむし歯は、非常に進行
が速い場合があり、時に緊急を要する場合さえあります。
しかし、低年齢児に積極的な歯科治療をおこなっている歯科医院
は器材やスタッフの関係も有り、小児歯科専門医など一部に限ら
れています。
むし歯が重度であったり、保護者の方が積極的な治療を希望され
る場合は、多少遠方であっても専門医等をかかりつけの歯科医院
から紹介してもらう方法もあります。

1)局所麻酔
2)ラバーダムというゴム製のシートを装着し、処置する歯を隔離。
3)むし歯の部分を切削、除去。
 この段階で、歯髄までむし歯が進行していたり、歯の根の先ま
で感染して全体に膿んでいる場合は歯髄の処置、歯の根の治療
など症状に応じた処置が必要になり、歯の形の回復は通常次回
以降となります。
4)コンポジットレジンという歯科用材料で、元の歯の形に回復。
 もちろん治療の限界を超えているケースでは、骨の中に育って
いる永久歯を守るためにも、残念ながら抜歯となります。
 乳歯を抜いた場合、発音や歯ならびへの影響を考え、小児用
の入れ歯(保隙装置)を作ることが3歳過ぎ頃に可能になります。
 注: 文字用の領域がありません!
むし歯治療前・後の写真
があります。
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