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処置は?
乳歯の場合でも通常は歯の内部の治療(感染根管治療 かんせんこんかんちりょう)をおこないます。歯の裏側から削って穴を あけ、変性した歯髄を除去して歯の内部を消毒する治療です。
また、濃い色の変色が起きずに、歯髄が石灰変性(せっかいへんせ い)という状態になり、硬い組織に置き換わっていく現象が見られる こともあります。そのため上記の治療ができないこともあり、その場合 には経過を見ていくことになります。
治療をおこなった場合でも、おこなわずに経過を見る場合でも、
このようになった乳歯は、永久歯へのはえかわりの際に、自然に脱 落しにくくなります。7〜8歳の生えかわり時期が来る少し前から、
歯科医院でX線などで状態を観察していき、必要があればタイミ
ング良く抜いてもらいます。時期を逸すると、本来とは違う場所に永 久歯が出てきてしまうことがあります。
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