癒合歯の将来

癒合歯は乳歯では2〜5%(数字は研究者によって差がありますが、 日本では欧米より多いそうです。)の人にみられるということです。

癒合歯のある子はかなり多いわけです。

乳歯が癒合歯であった場合に、その部分に将来はえてくる永久歯は
1)永久歯も癒合歯。
2)永久歯は普通の大きさで、数もそろっている。(乳歯の癒合歯の下 に2本の永久歯がある。)
3)永久歯は普通の大きさだが、数が少ない。(乳歯の癒合歯の下に 永久歯は1本しかない。)
などの場合があります。
実は1)は少なく、多くは2)か3)です。

2)は乳歯が下の歯の1本目と2本目(歯種でいうと下のAとB)がくっ ついたかたちの癒合歯の後の永久歯に多く、
3)は下の2本目と3本目(下のBとC)の癒合歯や上の1本目と2本目 (上のAとB)の癒合歯の後の永久歯に多いのです。
 
2)や3)の場合
はえかわるときに、乳歯と永久歯の数や幅が合わないので、乳歯
(癒合歯)から永久歯への自然な抜けかわりがうまくいきません。
ですから、歯科医院で定期診査をしていき、はえかわりの時期には 乳歯の癒合歯を抜いてもらう必要がある場合が多いといえます。

癒合歯がある場合は、むし歯の予防などと共に、経過をみてもらう歯 科医をみつけておくと良いでしょう。
              
癒合歯と歯ならび
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